“B.Iの麻薬捜査もみ消し・脅迫”ヤン・ヒョンソク元YG代表、5次公判延期=証人の健康上の問題で(画像提供:wowkorea)
“B.Iの麻薬捜査もみ消し・脅迫”ヤン・ヒョンソク元YG代表、5次公判延期=証人の健康上の問題で(画像提供:wowkorea)
韓国ボーイズグループ「iKON」の元メンバーB.I(本名:キム・ハンビン)の麻薬捜査もみ消し容疑をもたれているヤン・ヒョンソク(52)元YGエンターテインメント代表の5次公判が延期された。

ヤン・ヒョンソク の最新ニュースまとめ

 16日午前、ソウル中央地裁刑事合意23部は特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(報復脅迫)などの容疑で起訴されたヤン・ヒョンソク被告らの5次公判を期日変更した。

 この日の公判は証人A氏が健康上の理由で欠席したため延期された。A氏が日曜日の14日、欠席の意思を明らかにし、それによって裁判当日の16日午前になってようやく公判期日が正式に延期されたのだ。

 A氏は2019年、国民検疫委員会を通じて、「ヤン・ヒョンソク被告がB.Iに対する麻薬捜査をもみ消した」という疑惑を提起した公益情報提供者だ。2016年YG所属グループ「BIGBANG」のメンバーT.O.P(本名:チェ・スンヒョン)と大麻を使用した疑い(麻薬類管理に関する法律違反などの疑い)で起訴され懲役3年、執行猶予4年、保護観察、薬物治療講義120時間、追徴金87万ウォン(約8万7000円)を言い渡された。その後、ヒロポン投薬の疑いで1年6か月の実刑を言い渡され服役中だ。3次公判と4次公判にも証人として出席した。

 ヤン・ヒョンソク被告側の弁護人は、A氏が健康上の理由で証人尋問に参加しなかったことに遺憾を示した。続けて、A氏の健康に実際に問題があるか疑いを示し、当日に迫った期日変更に懸念を伝えた。弁護人はA氏が裁判手続きを軽く考えているのではないかとし「(期日変更を)納得し難い」と述べた。

 これに検察はA氏がこれまで誠実に尋問に答えたことを挙げ、「論理的飛躍」と一蹴した。また、A氏が拘置所に収監中の状態で、日曜日に病気で裁判所に連絡できるのが月曜日だけだったとし、「迅速な裁判進行に協力する」と明らかにした。

 ヤン・ヒョンソク被告は2016年、B.Iの麻薬使用容疑をもみ消すため、A氏をYGエンターテインメントは社屋に呼んで、陳述翻意を要求して懐柔、脅迫した疑惑を受けている。

 これに対して、ヤン・ヒョンソク被告はA氏と社屋で会ったことは認めながらも「脅迫した事実がなく、偽りの陳述をしろと言った事実もない」と一貫的に疑惑を否認している。

 なお、延期された5次公判は来る30日に再開される予定だ。

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