来月（5/6）公開観覧が再開される「ミュージックバンク」…ウィズコロナでの“チッケムスター”誕生に高まる期待

新型コロナウイルスの拡散の勢いが弱まり、韓国では距離の保持が解除され音楽番組の公開観覧が再開される。

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　最初の番組はKBSの音楽ランキング番組「ミュージックバンク（MUSIC BANK)」。「ミュージックバンク」は来月6日から公開観覧を再開することにした。「ミュージックバンク」側は「2022年5月6日から『ミュージックバンク』の公開観覧を再開する」とし、「5月6日の観覧申請は4月28日午前9時から参加できる」と告知文を掲載した。

　「ミュージックバンク」の公開観覧再開は約2年ぶり。新型コロナウイルスの拡散により2020年1月から2年3か月間無観客で番組を進行した「ミュージックバンク」が公開観覧を再開しながら、他の音楽番組の公開観覧も再開されるのか関心が注がれている。

　ある歌謡企画会社の関係者は「『ミュージックバンク』が公開観覧を始めながら、Mnet『M COUNTDOWN』、MBC『ショー！K-POPの中心』、SBS『人気歌謡』なども近いうちに公開放送に転換するとみられる」とし、「歌手の立場ではファンの前でついにステージを披露できるようになり、ファンたちは好きな歌手のステージを直接観覧できるようになるという点で皆が喜ばしい雰囲気」だと伝えた。

　実際に「ミュージックバンク」の公開観覧を申請したという20代の女性キムさんは、「どのくらいぶりにステージを直々に観覧するのか感慨深い」とし、「新型コロナウイルスの感染者が依然として多いという点で不安ではあるが、観覧権を手に入れればうれしい気持ちでステージを楽しんでくるだろう」と期待感を伝えた。

　歌謡界の関係者たちは久しぶりに公開観覧が再開されるだけに、ファンたちが直々に撮影した“チッケム（Fan Cam）”映像にも関心を見せている。放送局で撮影した映像とは異なり、ファンたちが撮影したチッケム映像には特定のメンバーのパフォーマンスはもちろん、まなざしや表情、呼吸まで多彩に盛り込まれる。特に良く撮れたチッケムひとつがオンラインで注目をされることになれば、チッケム映像の中の主人公は一気に“チッケムスター”に浮上し、人気の逆走につながることが可能だ。

　ある歌謡企画会社の関係者は「新型コロナウイルスの発生以後にデビューしたアイドルグループはほとんどが無観衆のステージで消化したため、チッケムというものがほとんどないが、企画社の立場ではチッケムがまた違うPR手段になりうるという点で期待感を持っている」とし、「ステージを直々に観覧したファンたちが興味を持つよう、特にパフォーマンスに心血を注ぎ準備している」と耳打ちした。