<インタビュー>俳優ソン・ジュンギ、他にやってみたい役などドラマ「ヴィンチェンツォ」を語る(画像提供:wowkorea)
<インタビュー>俳優ソン・ジュンギ、他にやってみたい役などドラマ「ヴィンチェンツォ」を語る(画像提供:wowkorea)
韓国俳優ソン・ジュンギがtvNドラマ「ヴィンチェンツォ」を終え、「この作品に出演したことだけでも自分を褒めてやりたい」と語り、作品に対する満足感を示した。

ソン・ジュンギ の最新ニュースまとめ

 ソン・ジュンギが出演したドラマ「ヴィンチェンツォ」は、組織の裏切りに酔って韓国に戻ることになったイタリアのマフィアの弁護士が、ベテラン弁護士と共に悪党のやり方で悪党を倒していく様子を描いたドラマだ。

 ソン・ジュンギの出演だけでも話題となった「ヴィンチェンツォ」は、脚本家パク・ジェボムのウィットに富んだ台本、キム・ヒウォンPDの繊細な演出で視聴者から広く愛され、人気を博した。

 このドラマを通じてアクションからコメディまでさまざまな演技を見せたソン・ジュンギは自らに対する確信がなかったとし、「パク・ジェボム先生の作品はコメディに特化されているというイメージがあって、そのせいか『コメディはできるだろうか』、『どうしてやらなきゃいけないんだろう』という悩みが大きかったのは事実。先生と監督にお会いしても、自分に対する疑問があったのも事実だが、それががらっと変わった」と明かした。

 また「これをやらなかったら、どうなっていたんだろうと思う。変化がたくさんあった。すごく楽しかったし、『僕が俳優として閉じこもっていたな』とか『なぜこれを怖がっていたんだろう。一度ぶつかってみよう』と思った」と振り返った。

 脚本家パク・ジェボムが書いたさまざまなジャンルをどうにかして生かそうという責任感が強かったというソン・ジュンギは「俳優としての考えの変化が一番大きかったと思う。やったことをないことをすることが、僕自身に大きな楽しさを与えてくれるものだと感じた」と伝えた。

 とぼけたコメディ演技も見事にこなしたソン・ジュンギだが、本人は「コメディ演技が最高難度の演技だということ、コメディの上手な人が最高に演技の上手な人だということを改めて感じた。そういった部分に置いて僕はまだ、ヘタすぎたと思う。個人的に満足できない部分だ」と謙遜した。

 続けて「“クムガプラザ”の仲間たちと一緒の時は、本当にたくさん助けてもらった。コメディ演技の上手な方がたくさんいらしゃった。またキム・ヒウォンPDがそういう雰囲気を作ってくださって楽しく遊んだが、うまく遊ぶのとうまいのとは違うから、満足できていない」と説明した。

 ソン・ジュンギが演じたヴィンチェンツォ・カサノは弁護士だが、やられたら何倍にもしてやり返すという復讐主義者だ。ソン・ジュンギはヴィンチェンツォの私的な復讐について「ヴィンチェンツォ・カサノも極悪非道な悪人だ。そんな人を応援すること自体が悲しいと思う」と明かした。

 さらにヴィンチェンツォのエピソードと他の人物たちは現実に近いが、ヴィンチェンツォのキャラクターだけはファンタジーだと考えるソン・ジュンギは「現実にも悪い人が多い。それを脚本家の先生が引用して書いてくださった。ドラマの中で悪人を倒すことに、視聴者の皆さんが代理満足してくださったようだ」と語った。

 ヴィンチェンツォを“ダークヒーロー”と表現することについて「ヒーローだと思っていない。ダークは認めるが、ヒーローは認められない」というソン・ジュンギは、「あんな人がヒーローになったらダメだ。セリフにも出てくるが、ゴミを片付けるのはゴミだ。だめな悪い人間だ。“悪役”が合っている。ファンタジー的な悪役だった」とヴィンチェンツォに対する考えを示した。

 また現実的な悪役をやってみたいというソン・ジュンギは「撮影していた8か月の間、一人で想像してみた。ドラマに出てくる悪役4人のうち、ヴィンチェンツォ以外でどの役をやってみたいだろうかと。僕は初めから最後までチェ・ミョンヒ役だった。キム・ヨジン先輩が非常にうまく表現してくださったので、僕も楽しみながら見ていたが、もし僕が別の役をやるとしたらチェ・ミョンヒだと思う」と明かした。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 5