マッチングされた「THE BOYZ」と「SF9」。(画像:画面キャプチャ)
マッチングされた「THE BOYZ」と「SF9」。(画像:画面キャプチャ)
第2ラウンドが始まった「KINGDOM :LEGENDARY WAR」(Mnet)。4月22日(木)放送の第4話ではお互いの曲をチェンジし、再誕生させる「RE-BORN」をテーマに、前半戦となる「SF9」、「THE BOYZ」、「iKON」のステージが公開された。

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同シリーズのガールズグループ版「Queendom」でも第2ラウンドで同じことが行われ、当時「LOVELYZ」の「Destiny」をカバーした「OH MY GIRL」がここで覚醒し、一気に1位に浮上。「OH MY GIRL」の“再発見”と注目を浴び始め、勢いに乗っていったという良い前例があるので、このラウンドはそういう意味でも要注目だ。

まず、曲をチェンジするチームマッチングは、第1ラウンドの中間結果で1位だった「ATEEZ」に選択権が与えられ、彼らは「iKON」を指名。続いて2位だった「Stray Kids」は「BTOB」を指名し、自動的に「THE BOYZ」と「SF9」がマッチングされた。ここで「SF9」チャニが、ファンである「BTOB」の曲を歌ってみたかったと言うと、「BTOB」ウングァンがお返しに「オーソレミーヨ♪」と「SF9」の「僕の太陽~O Sole Mio~」を口ずさんだが、これが後々、いいフリになっていた。

また、大事な出演順も選択権が与えられた「ATEEZ」が、第2ラウンドの順番を決めたが、自分たちを4番目にしていたのも面白いところだ。「Queendom」で出演順4番目のグループが1位を獲得していたジンクスについて前回も触れたが、対面式パフォーマンス1位の「Stray Kids」が第1ラウンドで自分たちを4番目にしていたのに続き、「ATEEZ」も4番目を選んだのだ。

ということで、マッチングされた2組が続けて配置されるため、前半戦は「SF9」、「THE BOYZ」、「iKON」の順番に。

トップバッターの「SF9」は第1ラウンドの中間結果で6位という苦杯をなめただけに、このラウンドにかける意気込みは相当なものだった。ダウォンが「また6位になったら丸刈りにします」と爆弾発言をし、それを聞き逃さないメンバーたち。ロウンが「僕は6位になったらもっと頑張ります」と笑いに変えたが、それぐらい本気で臨んでいるということだ。

専門家の審査評を参考にしつつ、今回は自分たちの武器であるフィジカルと演技力を最大限に生かした「SF9」。奪われた王冠を取り戻すというストーリーで、「The Stealer」を選曲し、ノワールバージョンにアレンジした。練習過程では、インソンの人脈でミュージカル俳優チョン・ソンファから演技の特訓を受け、ジェユンとジュホはアクションスクールにも通って練習するほどの熱の入れようで、そんな努力の跡が垣間見られるステージだった。

オープニングの格闘シーンでノワールの雰囲気を漂わせ、王冠の入ったかばんを奪うロウンとダウォンの演技を皮切りに、迷路のようなセットで展開される王冠争奪劇は目をくぎ付けに。多彩な振付やアクションも見応え十分で、映画を見ているようなダイナミックさと迫力が強いインパクトを残した。何より、ノワールが「SF9」にこんなに似合うとは、それこそ“再発見”だった。ステージが終わった後、メンバーたちはすぐに楽屋に戻ってモニタリングをしていたが、「すごく満足している」とやりきった清々しい表情だったのが印象的だった。

続いて、「SF9」からのバトンを受けた「THE BOYZ」。自動的に「SF9」とマッチングされたが、ヒョンジェはむしろラッキーだったと語った。選曲の話し合いをしているとき、練習生時代、「SF9」の「Easy Love」を練習し、エリックがいまだに覚えていると踊ってみせたり、ヒョンジェとチュハンニョンを中心に「K.O.」の“水車ダンス”にチャレンジしてみたり(グダグダでできなかったが)、いくつか候補曲が出る中、ニューが「SF9」というと「O Sole Mio」が真っ先に思い浮かぶと意見を出した。チームマッチングのとき、「BTOB」ウングァンもとっさに口ずさんだ曲だ。K-POPでは珍しいラテンポップナンバーなので、サンヨンも「まだやったことのないジャンルだから、挑戦してみてもいいかも」と後押しし、「O Sole Mio」を選曲した。

また、ステージへのプレッシャーからいろいろ悩んでいるという「THE BOYZ」は、「Road to Kingdom」でしのぎを削った同志である「ONF」(HYOJIN、E-TION)、「ONEUS」(ファヌン、ソホ)、「VERIVERY」(ドンホン、カンミン)と久しぶりに会う時間を設け、悩みを分かち合い、激励を受けた。そんな仲間たちからの応援にヒョンジェは、「Road to Kingdom」に一緒に出たチームの分まで頑張ると改めて覚悟を決め、プレッシャーという呪縛を解いた。

そうして新しいジャンルに挑戦することを決めた「THE BOYZ」は「O Sole Mio」にタンゴを組み合わせ、壮大なサウンドにアレンジ。悲劇的なストーリーのパフォーマンスで、鳥かごの中で、女性ダンサーと踊るジュヨンはもちろん、メンバーたちの華麗なタンゴやシンクロダンスはさすが「THE BOYZ」。見惚れてしまうほど美しく、太陽を弓で撃ち、日食を作るエンディングも強烈だった。いつもエンディングに何かあると期待させ、その期待に応えるのが「THE BOYZ」のすごさだ。

3組目は「ATEEZ」から指名を受けた「iKON」。第1ラウンドのとき、2組ともカムバックと「KINGDOM」の撮影を平行していたという共通項があり、中間結果の発表の際、席も隣同士だったので、他愛もない話をしながら交流を深め、JAY(ジナン)は制作発表会のとき、「ATEEZ」ホンジュンと電話番号を交換したというTMIも。

JAYは第2ラウンドでは自分たちが1位となり、「ATEEZ」が2位となったら嬉しいと話していたが、「iKON」は中間結果で5位とくすぶっている状況。朝まで練習し、朝日を見ながら、練習生の頃を思い出し、「『KINGDOM』は僕たちを初心にかえらせてくれるね」とJAY。「終わったら、なにか僕たちにとって役に立つんじゃないか?だから大変でも一生懸命頑張るんだよ」と話し、青春の一コマのような場面も。

そんな「iKON」が選曲したのは「INCEPTION」。原曲とは全く違う雰囲気で、サビを大胆にガラリと変え、完全に「iKON」スタイルにアレンジ。映画「インセプション」をモチーフに、時空間を超越したように、自由自在に動くステージセットで、メンバーたちのカッコよさが炸裂していた。催眠をかけるようなカメラ効果を用いたBOBBYのラップも際立ち、グルーヴ感のあるジェスチャーやダンスなど「iKON」らしさが随所に出ていて、見る人を圧倒するステージだった。ステージが終わった後、JAYは「心残りがないステージだった」、DK(ドンヒョク)は「スカッとしている」と手応えを示していた。

この日、放送最後に第1ラウンドの動画再生回数評価とグローバル評価の結果が発表されたが、これを合算するとどのような結果となるのか、まだ分からない。第1ラウンドと第2ラウンドの最終順位や点数は、第3ラウンドの収録で6組が揃ったところで公開される予定だとか。つまり、6組は第3ラウンドに入る前、第1、第2ラウンドの順位を確認した後、第3ラウンドに臨むことになり、その模様は第7話(5月13日放送)で公開される予定だという。

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