「伝説の舞台 アーカイブK」に出演したBoA。(画像:画面キャプチャ)
「伝説の舞台 アーカイブK」に出演したBoA。(画像:画面キャプチャ)
ソン・シギョンがメインMCを務める「伝説の舞台 アーカイブK」(SBS)の最後のテーマ「海を渡ったK-POP」前編が3月7日(日)に放送された。スペシャルMCとしてDARA(元2NE1)が加わり、リレーインタビュー形式で行われたが、“ヨン様”ことペ・ヨンジュンが火を付けた“韓流”が“K-POP”になるまでというK-POPの歴史を振り返る内容で、興味深い話が盛りだくさんだった。

東方神起 の最新ニュースまとめ

K-POPが初めて海を渡ったのは中華圏。俳優アン・ジェウクがドラマ「星に願いを」の人気により、コンサートを行ったのが始まりだという。そして、1999年中華圏に進出した第一世代アイドル「H.O.T.」がスタジオゲストとして登場し、当時を振り返った。

続いて、音楽市場世界2位の日本に進出し、徹底した現地化戦略で成功を収めたBoAが登場。日本の場合、ファンの忠誠心が高く、一度ハマるとずっと応援するという特徴があるので、ポジションを確立し、ファンを確保したら、収益も期待できるし、長く活動できるメリットがあるので、市場としては魅力的だが、問題は言葉の壁だ。

そこで、BoAは流暢な日本語を話せるようにするため、日本で2か月間、NHKアナウンサーの家にホームステイしたことや、日本でのプロモーション活動は韓国とは違い、地方にも行き、テレビ局だけでなく、レコードショップ回りをしたことなど思い出を語った。

そんなBoAの成功により、市場の中心が中国から日本に移ったK-POP。そこで頭角を現し始めたのが「東方神起」だ。2005年4月、デビュー1年4か月で日本活動を始め、日本デビューシングル「Stay With Me Tonight」発売をPRする貴重な映像が公開された。BoAによると、「東方神起」ぐらいまでは、自分の足で回るオフラインプロモーションだったが、韓国ではすでにスーパースターだったが彼らが不平不満を言うことなく、新人の気持ちで日本活動を行っていたという。

資料映像として、「東方神起」が2008年5月放送のトークバラエティ「ザ・スターショー」(SBS)に出演した模様が公開された。今見るとかなり貴重な光景だ。キム・ジュンスが「韓国での“トンバンシンキ”と日本での“トウホウシンキ”は僕たちが受け入れるのにあまりにも違っていて」と言うと、「それなりに頭の中にスイッチを作るんですよ」とキム・ジェジュン。日本に行くとき、新人歌手“トウホウシンキ”モードに変え、言葉も目つきも、行動の小さなことまで全部変えていたという。

そして、(日本活動を)諦めようかという話も真剣にしたこともあるというが、こつこつと頑張っていたら日本武道館のステージに立っていたと当時の映像も。さらに、日本デビュー4年で東京ドームにたどり着いた、とその華々しい活躍が紹介された。

そんな「東方神起」の成功のおかげで、その後K-POP歌手たちが相次いで日本に進出。「2PM」から「BIGBANG」、ガールズグループシンドロームを巻き起こした「KARA」、BoA以来初のミリオンセラーを達成した「少女時代」、日本デビューアルバムからオリコン1位を獲得した「2NE1」らだ。

そして、中華圏と日本に広がったK-POPはやがてアジアへ。その先頭に立ったのがRain(ピ)だ。日本や中華圏をはじめ、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールなどで公演を行ったのが成功し、Rain(ピ)以降、K-POPはアジア全域に広がっていったというわけだ。

今回の前編はここまで。次回はスタジオに「SUPER JUNIOR」の登場が予告されており、さらに「BTS(防弾少年団)」、「TWICE」、「BLACKPINK」などのインタビューの模様なども公開される予定なので、どんな話が聞けるのか楽しみだ。

Copyrights(C)wowkorea.jp 6