1日だけなれるとしたらイ・スンギになりたいと答えたチャ・ウヌとイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
1日だけなれるとしたらイ・スンギになりたいと答えたチャ・ウヌとイ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
イ・スンギが11月15日(日)放送の「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(SBS)に、“師匠”として出演した。番組側の「もし1日だけ、誰かになれるとしたら誰になりたいか?」という事前アンケートで、チャ・ウヌ(ASTRO)がイ・スンギと答えたのを受けてのものだ。

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つまり、イ・スンギにフィーチャーした、イ・スンギのための放送。この15日は約5年ぶりに歌手カムバックするイ・スンギの先行公開曲「The Ordinary Man」のリリース日だったのだ。

そもそもイ・スンギは2017年に除隊してから、ドラマとバラエティでは相変わらず好調な活躍ぶりを見せてきたが、歌手活動だけはしていなかった。2年前からアルバムの準備はしていたそうだが、タイミングが合わず延び延びになっていたとか。そんな中、7月19日に放送された同番組のイ・ジョンヒョン編で、イ・スンギがキム・ギョンホの「Forbidden love」を熱唱し、大反響を呼んだ。そのフルバージョンの映像はYouTube再生回数73 7万回(11月17日現在)を超えているほどだ。それがイ・スンギ自身の自信にもなったそうで、そのファンの熱い声がきっかけとなり、アルバム制作が急ピッチで進められたというのだから、この番組でその過程や新曲を公開するのは自然な流れだったのだろう。

それで、“師匠”イ・スンギとなったわけだ。そんな特別な回にふさわしく、見どころも盛りだくさんだった。まず、イ・スンギのリモデリングした自宅が初公開された。同番組の第1話でも自宅が公開されたが、まるで違う雰囲気。白を基調にしたスタイリッシュでモダンなリビングは、ゆっくり休んで充電できる空間に。このリモデリングが、デビュー以来、自分のために投資した金額としては最高額だと話していたが、ため息の出るようなステキな自宅だった。

また、メンバーたちはイ・スンギを「何事も一生懸命」、「誠実」、「責任感が強い」というキーワードで評していたが、日常生活のルーティンもそれがよく出ていた。朝は発声・呼吸の訓練、音程の訓練、発音練習までしている。バラエティでたくさん声を使うので、歌うときの支障にならないよう日々トレーニングしているのだとか。さらに、週3、4回はクロスフィットで体力訓練も。他にも、1日のタイムスケジュールには漢江でジョギング、英語の勉強、出演番組のモニタリング、ニュースや新聞のチェックなど、自分を磨く項目がズラリと書かれていた。イ・スンギは“自分が生き残ろうと思ったら、準備と努力だけ”と話していたが、それを毎日実践するのがすごいし、だからこそいまのイ・スンギがいるのだ。

そして、アルバム制作にあたり、どうしても曲提供をしてほしかったというユン・ジョンシンに会いに行く模様も公開。ユン・ジョンシン自身も約1年ぶりのテレビ出演となる。メンバーたちはイ・スンギに協力し、ユン・ジョンシンから契約を取り付けるというのがミッションだったが、物語性のある曲を歌いたいイ・スンギと、作曲家としてイ・スンギの歌声は魅力的だと感じるユン・ジョンシンの契約を取りまとめ、コラボが実現することに。後日、ユン・ジョンシンの作業部屋で、曲について説明を受けたイ・スンギがユン・ジョンシンの隣で「The Ordinary Man」を歌っていると、画面がステージ映像に切り替わり、音楽番組のようなセットが組まれたスタジオで、イ・スンギがそのまま熱唱するシーンで番組が終わった。

アルバムの先行公開曲である「The Ordinary Man」のステージを「チプサブイルチェ」で初披露したというわけだ。まさに完璧なプロモーションだろう。この日の視聴率は5.5%(ニールセンコリア調べ)。この5週間で最も高い数値であり、瞬間最高視聴率は番組最後にイ・スンギが「The Ordinary Man」のステージを披露した場面で、6.8%(首都圏は8.1%)まで上昇した。さらに番組終了後、YouTubeでフルバージョン映像が公開されたが、それも67万回(17日現在)を超え、勢いよく再生回数を伸ばしている。それだけファンが待っていたということであり、曲を聴いたファンからは、最高の別れソングだと好評の声が相次いでいる。

今回1日“師匠”を終え、「未熟な分、もっと真面目に誠実に、コツコツと頑張ります」と語ったイ・スンギ。それに対し、番組側は「根気強さが美しい青年、イ・スンギをいつも応援します」というテロップを出し、歌手活動にエールを送った。新曲初公開を音楽番組ではなく、「チプサブイルチェ」で行ったのには大きな意味があり、このようなことができるのはイ・スンギしかいないだろう。

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