ジュンス
ジュンス
昨年11月に除隊したジュンスが、4月2日(火)、3日(水)に千葉・幕張メッセにて除隊後初来日となる日本ツアーコンサート「2019 WAY BACK XIA TOUR CONCERT in JAPAN」を開催した。

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 兵役前におこなった「2016 XIA Ballad&Musical Concert with Orchestra vol.5 in Japan」以来、3年振りとなる今回の日本ツアーは、千葉公演を皮切りに、神戸、名古屋の3都市で開催。

 ツアーに先立って公式YouTubeチャネルを通じて公開された動画では、「打上花火」、「さくらんぼ」といった日本の曲をカバーする姿を披露し、熱い関心を集め、日本だけで見ることができる特別なパフォーマンスを用意したと予告し、ツアーへの期待感を高めた。

 4月3日(水)の公演では、ストライプ柄のブラックのセットアップを身にまとったジュンスがステージに姿を現わすと、会場はたちまち大歓声で包まれた。1曲目「Oeo」が始まると、情熱的な歌声とキレのあるダンスで観客を魅了。ファンを煽ったり、フェイクを入れたりと、熱い雰囲気でスタートをきった。

 「『2019 WAY BACK XIA』に、ようこそ!みなさん、会いたかったですかー!」と叫ぶと、「3年振りに会いました。夢じゃないでしょ?」と声をあげるジュンス。「最後まで楽しい時間を作っていきたいと思いますので、たくさん期待しても良さそうだ!」と期待を持たせた。

 「Intoxication(JP ver.)」では、赤のライトに照らされながら、大人の魅力を増した歌声としなやかなダンスで、セクシーな魅力を発散。「Tarantallegra」では、ファンの掛け声も上がる中、迫力のパフォーマンスで観客を釘付けにした。

 「Fantasy」では、ブルーのロングジャケットを羽織り、笑顔を見せながら爽やかに歌い上げ、「一緒に歌いましょう!」と呼びかけて始まった「No reason」では、音に身を委ねるようにリズムに乗りながら、ファンとの掛け合いも楽しむジュンス。

 トークタイムになると「僕たちやっと会えました。夢じゃないでしょ?昨日は夢みたいでした」と話し出すジュンス。昨夜ベッドで映像のモニタリングしている時に、やっと現実だと実感したのだと明かし、「幸せですよね?」と優しい笑顔を浮かべた。

 「次の曲は、今回のために準備してきた曲になります。聴いてください」と紹介し、「Flower (JP ver.)」がスタート。感情のこもった歌声を会場中に響かせ、歌い終わると観客からは大きな拍手が送られた。

 「Out Of Control」では「盛り上がっていきましょう!」と声を上げ、エネルギッシュなパフォーマンスで会場のボルテージは急上昇。そのまま「Set Me Free」と続き、次の
「Lullaby」では雰囲気を一変。優しい歌声をファンの心に染み渡らせた。

 ダンスタイムの流れで続いての曲が流れると、懐かしのイントロにファンたちは大興奮。「SKY」、「Rising Sun」、「Purple Line」、「MIROTIC」、「Summer Dream」と「東方神起」のダンス曲をメドレーで披露し、昔の記憶を思い出させるステージに会場も大盛り上がり。

 「日本語の歌で僕の声を聴かせたかった。待ってくれたファンのために、日本のアルバムを出したい」と、VCRにもファンへの想いを込めていたジュンス。映像が明けると、日本語カバー曲「打上花火」を穏やかな表情で歌い上げた。

 「もっと楽しくさせます!」と呼びかけ始まったのは、ファンの願いを3つ叶える"ジニ-タイム"のコーナー。ファンたちは自身の願いを書き込めたボードを掲げ、ジュンスは「今日もクリアできるように頑張ります!」と意気込み、客席を見渡した。

 「319,000円」と書かれたボードが気になったジュンスが、何の数字なのか問うと、「ジュンスが兵役から帰ってくるのを待ちながら、毎日500円玉貯金をして貯めた金額」だと答えるファンに、驚きを見せ「500円って結構高いですよね?! 」とお茶目な発言に会場に笑いが広がった。

 ファンの要望に応えて、「オレの気持ちわかってるんだろ?ずっとオレのそばにいろ。お前はオレのものだ!オレじゃだめか?好きだ、愛してる」とカメラ目線で愛の言葉を放ったジュンスは、セリフを言い終わると肩をすくめて納得していないような表情を浮かべ、ファンを笑わせた。日本で出したソロ曲「Rainy Night」や、ドラマ「太陽の末裔」でジュンスが担当したOST「How can I love you 」をアカペラで披露するなど、ファンは大喜び。

 また、ファンだけでなく当時の芸能界をざわつかせたとも言える、十数年前に空港で撮られた無防備な姿の"空港ジュンス"の写真を見つけると、すかさず反応し爆笑するジュンス。当時は空港での身なりに気を使うことはなかったが、"空港ジュンス"を撮られてしまってから、空港でのファッションに気をつけないといけなくなり、アイドルの空港ファッション文化が始まったとし、立役者エピソードを笑いを交えながら語った。

 他にも、兵役中に警察広報団の公演で踊っていたダンスをして見せ、最後はアカペラで「時ヲ止メテ」、「明日は来るから」も披露。ファンと気さくにコミュニケーションをとりながら、たくさんのリクエストに応じ、歌、セリフ、ダンスで、ファンの願いを叶えた。「懐かしい時間になって、幸せでした」とジュンスも笑顔を浮かべた。

 次の曲は「久しぶりに歌う曲」と紹介し、「悲しみのゆくえ」へ。切なく歌い上げるジュンスの表現力に、ファンたちは引き込まれていった。

 公演も終盤となり、ラフなスタイルに着替えたジュンスは「Uncommitted」をリズミカルにパフォーマンス。「F.L.P」では、客席に降りてファンと触れ合い、そのまま「Incredible」へと続き、熱い雰囲気のままステージを後にした。

 アンコールでは、うさぎのかぶり物を被ったジュンスが、カバー曲「さくらんぼ」で登場。可愛らしい姿と懐かしのJ-POPで、会場を盛り上げた。「10年くらい戻って、10代のアイドル力で頑張ってみました!(笑)」と言うと、目黒や青山に住んでいた頃を振り返り、「登れない山は青山…!」とジュンスの代表オヤジギャグを炸裂。そして「目黒にいる頃は、本当に大変で苦労しました。でもその思い出があるから、今こうしてみなさんに会えるのだと思います。軍隊にいる時、たくさんの考え事をしました。今まで、超えないといけないものがある時、自分を信じて自信を持てていたけど、初めて自分に自信を持てなくたったことがありました。その時みなさんに会うことができないという思いもあったので、今のこの時間が本当に大事だし、幸せです。みなさんにもらった愛に応えられるように、ずっとずっと頑張っていきます」と真摯に気持ちを伝えた。

 ファンとともに終わりを惜しみながらも、最後はダンス曲「Rock the world」を完ぺきにパフォーマンスし、公演を華々しく締めくくった。


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