「A.C.E」
「A.C.E」
グローバルな人気を誇る実力派5人組ボーイズグループ「A.C.E」が、3月の初来日公演、8月のZeppツアーに続き、ことし3度目となる日本ツアー「A.C.E JAPAN TOUR - TO BE AN ACE」を11月11日(日)大阪・堂島リバーフォーラム、12日(月)東京・Zepp Tokyoにて開催。

A.C.E の最新ニュースまとめ

 前回8月のZeppツアーでは、チャンがケガにより、歌唱のみの参加だったため、今回は5人全員で、前回の分まで思い切りエネルギーを爆発させるように、圧巻のダンスパフォーマンスを繰り広げ、「CHOICE」(=「A.C.E」のファン)を魅了した。

 大阪で2公演を終え、東京にやってきた「A.C.E」のファイナル公演。熱気に満ちた会場で、2部がスタートした。スクリーンに、公演10日前(D-10)からの練習風景が流れ、カウントダウンをしていく構成の映像で、最後に「練習はここまで」という文字が映し出されると、5人が登場!イントロとしてキレキレのダンスパフォーマンスを見せた後、最新曲「Take Me Higher」でオープニングを飾り、大歓声を浴びた。

 続けて、ワウとジュンがエレクトロニック・ヒップホップダンス曲「Black and Blue」でカッコよさとセクシーさをアピールすると、キム・ビョングァンとドンフンはトロピカルダンスジャンルの「DESSERT」で甘い雰囲気を演出しながら、楽しそうに歌い踊り、曲のラストではワウ、ジュン、チャンも加わり、5人での「DESSERT」を披露した。

 「皆さん、お久しぶりで~す。僕は『A.C.E』のメインボーカル、可愛い末っ子チャンです」、「皆さん、お久しぶりです。僕はメインダンサーのキム・ビョングァンです」、「皆さん、こんばんは。僕はワウです。愛してる」、「(名残り惜しそうに)あ~、今回のコンサートで最後の自己紹介ですね。『CHOICE』の皆さん、僕はメインボーカルのドンフンです」、「皆さん、僕は火花のリーダー、ジュンです。よろしくお願いします」と1人ずつ日本語で自己紹介すると、「TO BE AN ACE in JAPAN、ラスト公演。(来場を)歓迎します!」とチャン。ドンフンは「最後の公演なので、あしたのことを考えず、脱水症状を起こすぐらい頑張ります(笑)」と意気込んだ。

 そして、ワウが「きょう1日を美しい時間にしたいと思います」と言うと、「1部では人生について語りましたが、2部では美しさについて語りたいと思います」(キム・ビョングァン)、「きょう美しさの授業を担当してくれるのは2人です」(チャン)と曲フリをし、ドンフンとジュンが大ヒットドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のOST「Beautiful」を甘い歌声でハーモニーを奏でながら熱唱した。

 「やっぱりお兄さんたちすごい!感動」とチャンが「bautiful life~」と2人のマネをして余韻に浸るのもつかの間、次も「この曲は本当に忘れないでほしいです」(ワウ)、「シリアスに聴いてください」(チャン)と今度は5人で、「東方神起」の「忘れないで」を歌唱。パフォーマンスもさることながら、ボーカルの実力も高い5人なだけに、秀逸なコーラスワークで歌い上げ、客席をうっとりさせた。

 大きな拍手を浴びたメンバーたちは、日本語曲への想いも覗かせ、いずれは「A.C.E」の日本語オリジナル曲も出したいという願望も明かした。

 ライブも中盤となったところで、ここからはゲームコーナーのバスケ対決へ。1人5回フリースローに挑戦し、一番点数が低かった人には、得体のしれないお茶を飲む罰ゲームが待っている。ジャンケンで順番を決めた5人。まずはワウから挑戦したが、1回もシュートを決められず0点。続くジュンも、客席からの応援むなしく0点。バスケが苦手だというチャンも0点。キム・ビョングァンもまさかの0点…。

 このまま全員0点で終わってしまうのか、という空気が流れたが、最後のドンフンが1投目で見事にシュートを決め、会場は一気にわき上がった。「イ・ドンフン」コールが起こる中、会心のガッツポーズをし、喜びを爆発させたドンフンは結局3点決め、優勝した。

 罰ゲームとして、お茶が4つ運ばれてくると、匂いを嗅ぎだすメンバーたち。“靴下が腐ったような匂い(笑)”と表現し、味見をしたメンバーたちも、“うえっ”と渋い表情に。中でも、目を丸くさせながら驚き、ジャンケンに負けた人が全部飲もうと提案したキム・ビョングァンが、自ら飲むことになり、飲む前に「楽屋からお菓子を持ってきてほしい」とお願い。一気に飲み干し、茫然とするキム・ビョングァンに、ドンフンが水を飲ませてあげ、お菓子を持って戻ってきたチャンが、キム・ビョングァンの口にお菓子を入れてあげるメンバー愛を見せ、わちゃわちゃとしながらゲームコーナーは終了となった。

 メンバーたちの茶目っ気たっぷりな素の姿を満喫した後は、ライブステージでカリスマ性あふれるカッコいい姿を目に焼き付ける番。激しいダンスパフォーマンスが目を引く韓国デビュー曲「CACTUS」、韓国2ndシングルのパワフルな高速チューン「Callin‘」で、これぞカルグンム(一糸乱れぬキレキレのダンス)という「A.C.E」ならではの完成度の高いパフォーマンスを見せ付け、観客を熱狂させた。

 肩で息をしながら、呼吸を整えるメンバーたち。チャンは「CACTUS」と「Callin‘」の2曲連続披露は、本当に大変だと話し、「この2曲は10年後と言わず、3年以内にアコースティックバージョンに変えなくちゃいけない(笑)」と冗談も飛び出すほど。すると、ジュンが「たしかにパフォーマンスする前は、大変なことになったなと思うんですけど、ファンの皆さんの前に立つと、やり切れる」とし、「無条件にフルパワーで!」と自信を示すと、チャンがいたずらっ子の目になり、「じゃあ、ジュン君。ソロで『CACTUS』をもう1回」とムチャブリ。

 「CACTUS」のサビのダンスを踊ったジュンは、お返しとばかりに、次にチャンを指名し、チャンが「Callin'」、さらにチャンがワウを指名し、ワウが「Take Me Higher」のダンスを踊るという流れで、ファンを喜ばせた。

 その後、5人はステージの端に座ると、ドンフンとジュンがファンに感謝の気持ちを伝えようと作詞に参加したファンソング「5TAR」を披露。客席のミラーボールがクルクルと回る演出で、星が輝くような空間となり、幻想的な雰囲気の中、メンバーたちは観客と目線を合わせながら、その想いを届けた。

 「I‘ll Show You」、「Make it Nasty」を息の合ったダンスパフォーマンスで魅せた5人は、最後の1曲を残すのみになったところで、ファンと写真撮影。メンバーたちは客席と向い合ってハートポーズを作るカットと、客席をバックに肩を組んで、仲良くポーズを取るカットを撮影し、エンディングのあいさつへ。

 キム・ビョングァンは「普段、練習のときは『CHOICE』の皆さんのことを思いながら練習をしていますが、自分たちだけでひたすら練習をしているときは、しんどくて、つらさを感じることもあります。でも、こうして皆さんにお会いして、汗を流しながらステージで歌って踊ることができて、本当にうれしかったです」と打ち明けた。

 ジュンは「デビューしてから、『CHOICE』の皆さん、僕たちの音楽を聴いてくださる方には、僕たちが歌、パフォーマンスを通じて成長していくという約束をしてきましたが、きょうここに来てくださった皆さんに、もう一度その約束をしたいと思います。これからのA.C.Eもぜひ期待してください。忘れないでください。(日本語で)きょうのコンサートに来ていただき、ありがとうございます。僕たちが次に来るときは、新しいアルバムを準備して来ます。期待してください!」とファンの期待をふくらませた。

 ドンフンは「これが最後のライブですが、あっという間でした。つらくても皆さんの顔を見ると、すごく元気が出たし、皆さんの応援で充電された感じで、その瞬間瞬間が幸せでした。いつも幸せをくださってありがとうございます。次はなるべく早い時期に、日本語バージョンのオリジナルバラード、オリジナルダンス曲を引っさげて、皆さんをもっと幸せにしたいと思いますので、皆さんも食事をしっかりとって、元気でまた会える日まで『A.C.E』を愛する気持ちで待っていてくださったらうれしいです」と伝えると、「僕たち『A.C.E』を(5人でハモリながら)『忘れないで~』ください」と呼び掛けた。

 チャンは「(日本語で)日本に来るたびに、いい思い出を作っています。いつも皆さんの愛を受けて、より一生懸命できます。これからもたくさんの愛を送ってください。愛してます」と話した後、「もう少し待っていてくだされば、すぐ戻ってきます。ときめきながら、ワクワクしながら待っていてくだされば、僕たちがステキな姿で会いに来ます。愛してる~」ととびきりの愛嬌を見せた。

 ワウは「皆さんと一緒に幸せな時間を作れて、本当にうれしかったです。僕は可愛い赤ちゃんを見ると、抱きしめたくなったりチューしたくなったりするんです。(「大丈夫ですか?」とメンバーが止めに入る)でも、残念ですね。皆さんにチューはできそうにないですね。チュハジ アヌニカ(醜くないから)」と最後はダジャレで会場の雰囲気を明るく和ませ、最後の曲へ。

 SNSを通じて、練習映像を公開していた未公開曲「She‘s Perfect」を披露し、本編を締めくくった。

 「エ・イ・ス」コールを受け、再びステージに戻ってきた5人。「A.C.E」といえば、K-POPアイドルのカバーダンスも外せない。今回は「防弾少年団」の「DNA」と「FAKE LOVE」をハイレベルなパフォーマンスで繰り広げ、会場を興奮のるつぼに。

 そして、「偶然街で『CHOICE』に会ったときの第一声は?」という曲フリで、フランスのミュージシャンH.CUEとのコラボ曲「I Feel So Lucky」を披露し、アンコールラストは8月の公演でも大好評だった米津玄師の「Lemon」を切なく歌い上げ、フィニッシュ。
と、本来はここで終わりだったが、テンションの上がっているメンバーたちは、『U.S.A』やる?」と急遽、予定になかった「U.S.A」まで披露。ファンも歓喜し、会場全体がお祭りのようなノリノリの雰囲気となり、メンバーたちはフルパワーで、最後まで一気に駆け抜けた。

 ライブ中の映像でも、メンバーたちが言っていたが、「A.C.E」はやはり5人が一番!5人揃ったときのパワーがものすごく、「次もまた早く見たい」と思わせる魅力を持っている。日本公演を終え、アルゼンチン、チリ、メキシコ、米国の5カ国11都市を巡るワールドツアーで、またどのように成長して戻って来てくれるのか、楽しみでならない。


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