「CROSS GENE」タクヤ、サンミン
「CROSS GENE」タクヤ、サンミン
メンバーごとに個性あふれる生誕祭イベントを開催している「CROSS GENE」。2月のYONGSEOK(以下、ヨンソク)とSEYOUNG(以下、セヨン)に続き、今回は3月18日に誕生日を迎えたTAKUYA(以下、タクヤ)と、7月7日に誕生日を迎えたSANGMIN(以下、サンミン)が合同で、8月3日(金)東京・TOKYO FM HALLにて、TAKUYA生誕祭「present」&SANGMIN生誕祭「サンミンの星が輝く日」を2公演開催。92ライン(1992年生まれ)の同い年の2人が、カバー曲や自作曲のソロステージから、息ぴったりのユニットステージ、面白トーク、さらには漫才まで多彩ぶりを発揮した。

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 この日も酷暑の中、昼公演から会場を埋め尽くすほどのファンが集まり、生誕祭はサンミンのソロステージから幕を開けた。グループではラップ担当のサンミン。韓国のラッパー、Beenzinoの「Dali,Van,Picasso」をクールに歌い上げると、「皆さん、こんにちは。久しぶりですね。元気ですか?僕は『CROSS GENE』のスマイルボーイ、サンミンです。僕も生誕祭、ずっとずっと待ってましたよ」とファンとの再会にニッコリ。「僕の舞台は皆さんが、汗が出るぐらい盛り上がる舞台を準備しました!」と意気揚々と話し、次に準備した曲もBeenzinoの「Nike Shoes」で、曲に行く前に一緒に歌える部分をファンにレクチャーしてから披露し、会場全体がノリノリに。

 そして、この日のためにサンミンが作ったというヒップホップ系の曲「All day」とラップ曲「パムセジャ(夜更かししよう)」をエネルギッシュに届け、ラッパーとしての魅力を存分に発揮した後は、キム・ドンリュルの名曲バラード「古い歌」を切ない感性を爆発させるように熱唱し、振り幅の広さを見せた。

 パフォーマンスをしているときはカッコよく、トークになると明るく愛嬌満点になる、そのギャップが女心をくすぐるサンミンのソロステージが終わった後は、タクヤが登場!
Superflyの「愛をこめて花束を」でソロステージのオープニングを飾ると、「今日はお越しいただいて、ありがとうございます。僕の生誕祭ということでね、誕生日は3月です。押しに押した生誕祭でございます(笑)。こうやってサンミンと一緒に生誕祭を開くことができて、うれしく思います。ありがとうございます」とあいさつし、生誕祭のタイトル「present」について「僕から皆さんに贈るプレゼントという意味もあるんですが、“現在”っていう意味もあるんですよ。いまの僕、ありのままの自分をお見せできたらいいなと思って」と説明し、「present」にぴったり合う「愛を込めて花束を」をオープニング曲に選んだと話した。

 次にジョンヨプ(Brown Eyed Soul) の「Nothing Better」を甘い声で聴かせた後は、セヨンにドストレートなバラードを作ってほしいと頼み、出来上がった曲にタクヤが“夜”をテーマにし、夜、ベッドにもぐり込んで詞を書き上げたというバラード「Nightly」を披露。作曲したセヨンとの初の共同作業で、真夜中に叩き起こされることもありながら、3日ほどレコーディングをしたが、曲作りをするのが楽しかったと振り返った。

 そして、ステージ上に佇むグランドピアノに座ると、「グランドピアノは初めて弾くから怖いね~」と緊張感も漂わせたが、個人的に思い入れのある曲だとし、ピアノ弾き語りで「レミオロメン」の「3月9日」を深みのある音色、憂いを帯びた澄んだ声で届け、ファンをうっとりさせた。

 生誕祭後半は、2人のステージへ。KREVAの「音色」でサンミンはもちろん、タクヤがラップを初披露する新鮮な姿を見せ、ファンの大歓声を浴びた。

 企画コーナーでは、まずタクヤが準備したQ&Aコーナーから。事前にSNSで募集した質問に答えていくというもので、「『ALTARBOYZ』で一番仲良しは?」という質問には、「カッコいいと思うのは『2PM』のチャンソンさん。稽古をしているときのオレについてこい感がすごい。背中で語るというか。身を委ねられる」と答え、8月24日からの上演に向けて、稽古を頑張っていると話した。
「2人のモデル歩きが見たい」という質問というよりお願いでは、1人ずつピンクの照明に照らされ、セクシーにモデルウォーキングを披露し、ファンから黄色い声が上がった。

 また、多かった質問の中で選んだという「2人の漫才が見たいです」というリクエストに応えるため、タクヤが「サンミンに仕込んできました」と、なんと漫才にもチャレンジ!お笑いコンビ・スマイルのネタを使って、スベり覚悟で披露するとし、センターマイクのスタンドを立てて、漫才師さながらに「ハイ、どうも~」と拍手しながら登場するところからスタート。
サンミンがボケ担当ウーイェイの役になり、「僕は三浦春馬です~」(サンミン)、「誰が三浦春馬だよ!」(タクヤ)、「こっちはタクヤって言います。T・S・U・T・A・Y・Aのタクヤで~す」(サンミン)、「うん、それツタヤだよ!T・A・K・U・Y・Aタクヤです!」(タクヤ)と自己紹介から、会場は大爆笑が巻き起こり、つかみはOK。サンミンが「桜坂」の歌を知らないと言いつつ、タクヤが「君よずっと幸せに 風にそっと浮かぶよ~」と歌うと、「ウーイェイ」と続きを歌い、「知っとるやないか!」とまたも大爆笑をかっさらった。

 この後も、絶妙な間とテンポで、ボケとツッコミの応酬を繰り返し、生き生きと漫才をこなす2人の姿にファンも笑いっぱなし。そんなファンの反応に、漫才が終わった後、「けっこうイケるんじゃない?」と気をよくするサンミン。「何をもって、できると思ってるんだよ!」とすかさずタクヤがツッコミ、この後も抜群のコンビネーションを見せた。

 最後の質問「タクヤの男子力は100点満点中、何点?」では、まずタクヤが他のメンバーを採点。サンミンはパッパラパーだけど優しいし、よくしてくれるということで80点。ヨンソクは料理ができて、マイペースだけど責任感があって、思いやりがあるから100点。セヨンも優しいし、自分が女の子だったらケアしてくれそうだからと80点をつけた。そして、シンは0点。「シン君の彼女にはなりたくない(笑)」と言った後、「でもちゃんといいところはいっぱいあるんですよ。ご飯おごってくれるでしょ。一緒にゲームをしてくれるでしょ。休んでるとき、たまに電話くるでしょ。たまにうっとうしいときがあるよね(笑)」とオチをつけて、会場を笑わせた。
一方、サンミンは「タクヤはオレを80点にしたから、70点」と採点。「優しくないけど」(サンミン)、「優しいだろ、オレ!オレほど優しい人はいないぞ」(タクヤ)、「冷たいよ!でもオレが好きなタイプです。ツンデレ」(サンミン)と最後は仲の良さを見せながら、Q&Aコーナーを締めくくった。


 続いて、サンミンが企画したコーナーへ。今回の生誕祭のタイトルは、サンミンがファンから光をもらって輝いている星、ということで「サンミンの星が輝く日」だが、企画コーナーではその逆で、サンミンが光になって、ファンを輝かせてあげたいということから、ジャンケン大会で勝った1人が、サンミンに私物をサイン入りでプレゼントするという斬新な企画をすることに。タクヤが「普通は、ジャンケンで勝った人が僕たちの愛用品をもらえますが、その逆です。ジャンケンで勝ったら1つ失います(笑)」と説明し、期待の入り混じったドキドキのジャンケン大会が始まった。そして、最後までジャンケンに勝ち抜いたラッキー(!? )なファンが私物を持ってステージに上がり、サインを入れてサンミンにプレゼント。不思議な光景に、会場は大ウケだった。
結局、優しいサンミンは「気になるから」と自分がかぶっていた帽子に、その場でサインを入れてお返しをし、斬新なジャンケン大会を終えた。

 2人のライブステージでは、まずはこの日のために、2人が半分ずつ振付を考えたというダンスパフォーマンスを披露。2人でも迫力のある激しいダンスを繰り出し、ファンの目をくぎ付けに。そして、最後の曲は「ピポピポ」が中毒性のある「CROSS GENE」の最新ミニアルバム「ZERO」の収録曲「Believe Me」。ファンも総立ちで、会場全体が「ピポピポ」と大合唱し、大盛り上がりでフィニッシュ。

 サンミンは「最初にも言ったけど、この瞬間をずっと待ってましたよ。本当に皆さん、たくさん来てくれてありがとうございます。生誕祭だけじゃなく、いろんな舞台がやりたいですね。皆さんと会って話して、ご飯食べながら(笑)。本当にきょう盛り上がって、面白かったです!」と飛びきりのスマイルを見せた。

 タクヤも「僕もすごく楽しかったです。待ちに待った生誕祭だったので(笑)。僕は『ALTARBOYZ』がこれから始まり、そちらも頑張って稽古に入るので、去年よりいいものを見せられるように、頑張りたいと思います」と意気込み、「シン君はドラマを一生懸命頑張っております。ヨンソクは『マイ・バケットリスト』をやっております。ソンミンは隣にいます(笑)。セヨンさんは皆さんによりいいものを見せたいということで、作曲を一生懸命頑張っています。これからも『CROSS GENE』をよろしくお願いします!」と伝え、グループ愛を感じさせながら、昼公演の幕を閉じた。



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