菅田将暉、主演映画を引っ提げ2度目の釜山!約2000人の海外映画ファンを熱狂の渦に(オフィシャル)
菅田将暉、主演映画を引っ提げ2度目の釜山!約2000人の海外映画ファンを熱狂の渦に(オフィシャル)
10月7日より前篇が絶賛公開中の「あゝ、荒野」が10月14日(日)、韓国・釜山で開催されている第22回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門に正式出品。W主演を務めた菅田将暉、ヤン・イクチュン、そして監督の岸善幸が、野外でのグリーティングイベント(Meet&Greet)、公式記者会見、上映後Q&Aに参加した。

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 まるで歓迎されているかの様に現地は快晴。現地時間夕刻、BIFF Villageと呼ばれる海雲台(ヘウンデ)海水浴場の海岸をバックに設置された映画祭公式の特設ステージで行われた、野外でのグリーティングイベントは、約2000人と多くの観客でたいへんな賑わいをみせ、ステージへ向かう花道には多くの映画ファンが待ち構え、登壇する菅田ら3人に歓迎の声をかけた。ファンの歓声に応えるように手を振る3人の姿も見られた。

 続いて、海外メディア参加の公式記者会見と取材をこなし、GCV Centum City内の劇場で観客とのQ&Aに応じた。上映後の会場ということで、約300人収容の劇場は異様な熱気に包まれ、3人の登場に喜びで涙を見せる観客も。いくつかの質問があり「映画の中に対照的なものがたくさん登場するが監督はどの様に考えているかについて質問されると、岸監督は「ヤンさんが演じたバリカンは言葉がうまく出ず、新次は口より先に手が出てしまう。実は二人とも人と繋がること、コミュニケーションを取るのが苦手なキャラクターで、対照的に見えるかもしれませんが、実は根っこにあるものは同じ。そういったことを念頭に置きながら演出しました。」と制作時の裏側を語った。

 釜山国際映画祭が初めての国際映画祭への参加となる岸監督は「アニョハセヨ。韓国のヤン・イクチュンさんと、日本の菅田将暉さんと、とても激しく面白い映画を撮りました。ぜひ楽しんでください。」と挨拶。続きヤン・イクチュンは「こんなに大勢の観客の方が集まっていただいてありがとうございます。韓国ではあまりない5時間の作品ですが、スクリーンでぜひごらんください。」 と挨拶。母国開催の映画祭に本作で参加できたことに感慨もひとしお。映画「ピンクとグレー」(15)以来2年ぶりに釜山入りした菅田からは「アニョハセヨ。以前この場所には奇抜な格好で来たので、今回は割と落ち着いて、ちゃんと大人になって帰ってきました。大人の映画です。楽しんでください。」 と一言ずつ挨拶。菅田、岸監督が韓国語で「こんにちは」と挨拶すると、現地の熱狂的なファンたちの黄色い歓声が上がる一面もみられた。

 ヤンが自分の役どころについて「私の本当の性格は臆病で繊細、ウサギのような性格なのでバリカンと似てますね」と述べると、菅田が「絶対ウサギではない。豚とかゴジラだ!」と冗談で返す場面も。続いて「ヤンさんの演技はいつもこちらの想像を超えていて撮影現場に緊張感を与えていましたが、一方でみんなを笑わせる現場のアイドルでもありました」と菅田が語ると、「外国の撮影現場でうまくやるには笑わせるしかなかったんです!」と言って観客の笑いを誘った。

 その後、本作の見どころでもある”ボクシングシーン”そして”青春”に絡めトークを展開し、最後に岸監督は「二人が体を鍛えに鍛えたのも見所ですが、もうひとつ。見事なラブストーリーとなっております。ぜひみなさん観てください。」 と話し、菅田は「ヤンさんに日本に来てもらってばかりだったので、僕らもこうやって韓国に来られてよかったです。また戻って来られるように頑張って面白い映画を作っていきます。『あゝ、荒野』ぜひ見てください。よろしくお願いします。」と締めの挨拶をして野外ステージイベントは終了。

 菅田は最後の挨拶で「韓国のお客さんは知的だなと思いました。文化も人も違うからこそ、純粋に映画と人との(良い)距離感があって。またこうやって釜山の土地に戻って来たいなと思いました。」と海外映画祭ならではのコミュニケーションを楽しみ会場を後にした。ちなみに、映画祭期間中のチケットは全てソールドアウト。「あゝ、荒野」の世界デビュー戦は大成功を収めた。なお、本作は今年から新設された「キム・ジソク特別賞」にノミネートされており、受賞発表は現地時間10月21日(土)を予定している。

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