「MYNAME」インス
「MYNAME」インス
MYNAME」のインスが9月5日(火)、東京・タワーレコード渋谷店にて、初のソロ・ミニアルバム「NAKED」(9月6日発売)のリリースイベント初日を迎えた。

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 平日にもかかわらず、会場に詰め掛けた「MYgirl」(=「MYNAME」のファン)は400人!熱気であふれ返る中、司会の星野卓也から、インスが腰を痛めてしまい、本来のパフォーマンスはできないが、中止にだけは絶対にしたくないという本人たっての希望で、ファンのために登場する、というアナウンスがあり、一瞬騒然となったが、その心意気に対し、いつも以上に大きな歓声、拍手で迎えられたインス。

 「NAKED」のリード曲「NAKED LOVE」ではなく、急遽収録曲「You Don‘t Know Me」に変更となったが、持ち前の“インスマイル”で、ダンサーと共に盛り上げた。
「皆さん、こんにちは。ゴメンね」と開口一番、ファンに謝罪したインスは「痛いけどね。自分が1番悔しいですよ。すごい準備したのに…」とため息をつき、「ミアネヨ(=ごめんなさい)」とまた謝ると、客席からは「ケンチャナヨ!(=大丈夫ですよ)」と温かい励ましの声が。

 インスは「たぶん、体が緊張しすぎたのかな」と腰を痛めた原因について触れ、「本当は『NAKED LOVE』を準備していたのに。みんなもすごく見たかったでしょ?1番自分が悔しい。本当にゴメンなさい。申し訳ない」と何度も申し訳なさそうに謝り、そのたびに、ファンは「大丈夫だよ!」、「インスマイル!」と声援を送ることでインスを後押しした。

 そんなファンに対し、インスは「MYNAME」のバラード曲「In My Place」をプレゼント。しなやかでセクシーな歌声を響かせ、「MYgirl」をうっとりさせた。

 続いて、星野卓也の進行で、トークコーナーへ。「待望のソロ・ミニアルバム『NAKED』がリリースされます。待っていました!」という星野に、「自分が1番待っていました」とインス。「2年前、コヌがソロデビューしたじゃないですか。そのとき自分だと思っていたんですよ、順番的に。自分の名前が呼ばれるのを待っていたんですけど、コヌって言われて(笑)。だから、このアルバムは去年の12月、自分がソロアルバムをめちゃめちゃ出したいという気持ちを会社のスタッフさんに言って、それが実現してできたアルバムなんです」と明かした。

 それだけに思い入れも強く、「自分が好きな音楽ジャンルを通して、自分の全部を見せようという意味が込められています。なのに、きょうは腰が…。あ~」と肩を落としながら、「NAKED LOVE」を披露できなかった悔しさをにじませたインス。「もともと腰が悪いんですけど、こうなったのは2年ぶりです。最近、国際フォーラムで『MYNANE』のコンサートもあったし、1人の活動もいろいろあって、自分では、そろそろじゃないかなって感じていたんです。自分の体は自分がよく分かっているから、ちょっと危ないなって思っていたんだけど、まさか、ズボンを履いているときに、くるとは(笑)」と衣装を着替えようとしたときの突然の出来事に、自分でもビックリしたという。

 きのう寮に帰って、鏡を見ながら、「NAKED LOVE」を歌うとき、どんな表情をしたらいいか、練習したというインスに、星野が「じゃあ、一番見せたかった表情を見せてください」とリクエスト。インスが「トンネルの中を歩いていくイメージで」と説明しながら、その表情を披露すると、ファンから黄色い声が飛び交った。

 また、トンネルの中で、裸になって肉体美を見せながら歌う姿が話題を集めている「NAKED LOVE」のPV。「みんなが何を望んでいるのか分かっているんで、裸で踊るシーンはもともとなかったんですけど、監督に『こういうソロのチャンスもなかなかないし、せっかくだから、1回裸で撮ってもいいですか?』って提案したんです。そしたら、実は監督も裸のシーンを撮りたかったらしくて、『本人の意見もあるから、我慢していた』と言われて」と撮影秘話を公開したインス。「その裸のダンスシーンは1回しか撮っていないんですけど、PVにはいっぱい入っているから、たぶん監督も裸のダンスシーンが超ほしかったんだと思います(笑)」と話し、会場を爆笑させた。

 ちなみに、他のメンバーたちにソロアルバムをプレゼントしたのかと聞かれたインスは「音源を全部、SNSのグループトークに送って、『どう?』って聞いたら、みんなスタンプだけで返信してきました(笑)。特に、コヌはちょっとおかしいスタンプで(笑)。どういう意味か分からないけど、返事がこないと思っていたので、そのスタンプだけでもうれしいです」とメンバー同士の仲の良さを伺わせた。

 その後、マスコミ向けフォトセッションとなり、指でハートを作るなど、さまざまなポーズを取ったインスは、続いて囲み取材へ。

 「『NAKED LOVE』の歌詞で好きなフレーズは?」という質問では、インスが「“君が欲しいのさ 誰かのものでもいい”というところ」と歌い出しのフレーズを挙げ、「プレイボーイ」とハニかみ笑顔を浮かべ、ファンを胸キュンさせた。

 また、8月25日に大盛況のうちに終わった「MYNAME」のコンサートを振り返り、「練習のときは、(コンサート開催時間が)4時間だから、歌っても歌っても終わらなかったんです。でも、その日は本当にあっという間で、超感動的なコンサートだったし、コンサートが終わってからも、みんなの表情とかステージ上で感じた感情が消えなくて、3日間毎晩泣いちゃったんですよ。すごい感謝のコンサートになったと思います」と語った。

 さらに、コンサートにはメンバーたちの家族も駆け付け、観覧していたが、「家族も関係者のところから入ったから、どのぐらいファンのみんながいるのか分からなかったけれど、始まった瞬間、すごい数のファンを見て、感動して、超喜んでいました。一番パパが、私が歌手になるのを反対した人なんだけど、コンサートを見て、一番喜んでいました」とうれしそうに話した。

 この日から、1人で回るリリースイベントがスタートしたが、「正直言うと、普段も1人でいるのが好きで(笑)。インドア人間だし、つまらないとかはないですけど、寂しいのはきょうみたいに、(体調が)悪かったりすると、いつもだったらメンバーにカバーしてもらったりするじゃないですか。それができないのが…。すごくメンバーに会いたい。ポゴシッポヨ(=会いたいです)」と本音をもらす一幕も。

 最後のあいさつで、「きょうは本当に申し訳ないです。自分もこうなると思わなかったし。だから、東京の人たちはまた10日、(ヴィーナスフォートでのリリースイベントに)絶対来てください!きょうは10日のための作戦じゃないですよ(笑)」と冗談交じりに話していると、ファンから「アカペラで歌って!」というリクエストが。

 インスが「そしたら…」と考えていると、ちょうどタイミングよく会場に流れていたBGMが「NAKED」の収録曲「Love Letter」だったため、機転を利かせてそれに合わせ、「約束ひとつだけのLove Letter 君ならわかると信じているよ」というフレーズを歌い、ファンサービスもたっぷり披露したインス。「これで許せる?」と茶目っ気たっぷりにファンに問い掛けると、「ありがとう!」と客席からはこの日一番の歓声が上がった。

 そして、最後はインスの合図で、「MYgirl」が一斉に「インスマイル!」と声を合わせ、イベントを締めくくった。

 インスは、「リリースイベント初日に腰を痛めたことは、何か理由があると思う」と前向きに捉え、10日にもまた東京で(リリースイベントが)あるから、それまでに治して、最高のパフォーマンスをみんなに見せたいと思います」と約束した。



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