左から女優ちすん、「超新星」ソンジェ、俳優の武田裕光
左から女優ちすん、「超新星」ソンジェ、俳優の武田裕光
韓国の人気ダンスヴォーカルグループ「超新星」のソンジェが主演の映画「Guest House」のトークイベント付き上映会が8月6日(日)、東京・さくらホールにて開催され、本作の主演を務めるソンジェが共演者の女優ちすん、俳優の武田裕光と共に登壇した。

ソンジェ(SUPERNOVA) の最新ニュースまとめ

 映画「Guest House」はソンジェが初主演を果たし、ソンジェ演じるジョンウという自分の夢を持って生きている一人の男性と、ちすん演じるヒロコという心苦しい事情を持っている女性との偶然の出会いを通じて、二人が愛について学び成長していくラブストーリー。

 江陵に住むジョンウ(ソンジェ)は俳優の夢を諦められず、オーディションを受ける為にソウルへ向かう日々。公務員である姉のソンウはジョンウが俳優への夢を諦めて江陵でゲストハウスを経営して真面目に生きてほしいが、姉の願いは叶わず、ジョンウのソウルへの脱出は続く。そんなある日、ソンウの友人で日本人のヒロコ(ちすん)が江陵へやってきた。ヒロコはカーリングの元日本代表選手。訳があり引退してしまったが、今回は仕事と、そしてある目的のために江陵へ。

 ヒロコはソンウが経営しているゲストハウスに宿泊。そこでジョンウと出会うこととなる。日本語が出来ないジョンウはヒロコと短い英語で会話をするが、好きな食べ物、静かな海、時間が止まっているような古い町並み等、 江陵に溶け込んでいる思い出や風景を共感しながら時を共にしていくうちに二人の距離は縮んでいく。

 映画の上映が終わり、会場に大歓声が湧き上がる中、MCの紹介で紺のジャケットと赤のインナーに黒のスキニーを合わせたスタイリッシュな装いでソンジェが登場。ソンジェは「僕は『超新星』のソンジェです」と日本語であいさつ。

 続いて、ちすん、武田裕光も続き、トークイベントが始まった。ソンジェは今の気持ちを聞かれると、「大阪から始まり、東京の今日は2階席まで満席で多くの方に来ていただき、本当にうれしく思っておりますし、感無量です」と話し、感謝を表した。
本作の 見所は?という質問に「舞台の上では着飾った姿ですが、映画のなかでは僕の自然な姿を見られるところだと思います」とソンジェ。

 和気あいあいな3人の雰囲気に 「3人とも仲が良さそうですが…」という話題になると、ソンジェは「3人ともお酒が好きなので、飲みながら映画の話をしました。武田さんとは家が近いので近所でも飲んだりしていました(笑)」と仲睦まじいエピソードを披露した。

 役名であるジョンウの名前の由来についてソンジェは「監督に好きな俳優を聞かれ、ハ・ジョンウさんと答えました。“ソンジェ”もいいねとお話しされていましたが、後日修正された台本を見ると“ジョンウ”という名前に決まっており、僕もすごくうれしかったです。また、小学校からの親友の名前もそうですし、僕が初めて演技をしたときに実の兄役で登場した方の名前もジョンウさんでした」と縁が深い名前であることを語った。
MCがすかさず「韓国はジョンウさんしかいないんですか?」と突っ込み、会場の笑いを誘う一幕も。

 「冒頭のオーディションシーンはファンの方を入れて撮影したと聞きましたが、緊張はしませんでしたか?」という問いには、「今、ステージに立っているのと同じような気分ですね。大学受験を思い出すくらい緊張したシーンでもあります。心地よい緊張感だったのでとても良く撮影できました」とソンジェ。

 和やかな雰囲気のまま、会場のファンからの質問コーナーへ。様々な質問に冗談を交えながら答えていくソンジェや出演者たち。あるファンからの「劇中での衣装が薄着に見えたが、寒さ対策は?」という質問に、ソンジェは「カイロをたくさん貼って、マネージャーが常に炭火を置いてくれました。また、ファンの方々がコーヒーなどの差し入れもしてくださったので暖かい気持ちで撮影することができました」と撮影の裏話を明かした。

 トークイベントの後にはフォトセッションが行われ、マスコミはもちろんだが、会場のファンも撮影OKということで、ソンジェはソンジェの姿をカメラにおさめようと呼ぶファンたちの「ソンジェ!こっち!」という声にしっかりと対応し、会場を歓喜させた。

 最後に、ソンジェから「映画が12月23日(土)にシネマート新宿・シネマート心斎橋で公開されます」と今後の予定についての情報が解禁された。

 MCの「最後のあいさつ」という言葉に「えー!」とソンジェとの別れを惜しむファンたち。
ソンジェは「今回の映画を通して、沖縄国際映画祭から始まり、東京の上映会まで至りました。多くの方が来てくださり、会うことができて良い思い出になりました。映画を楽しんでいただき、良い映画として皆さんの心に残ればと思っています。感謝しておりますし、今後も活動を頑張っていきますので、皆さんの応援の程よろしくお願いいたします」と締めくくると、名残を惜しむ会場に何度も投げキッスを送り、茶目っ気いっぱいにステージを後にした。

 一つひとつの質問に対し、説明を交えながら丁寧に正直な思いを語る彼の姿から、映画に対する真摯さやファンへの優しさを感じられるイベントとなった。



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