“ベッドシーン”、それも2人の女優が演じるベッドシーン撮影は、女優本人たちだけでなく、パク・チャヌク監督(52)にとっても大変な事だった。これに対処するパク・チャヌク監督の姿勢は、徹底した計画と準備に繋がった。

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 パク・チャヌク監督は最近、韓国メディアとのインタビューで、最新作「お嬢さん(アガシ)」を撮影しながら最も力を注いだ部分について「やはり“情事シーン”が一番大変だった」と明かした。どの映画でも露出するシーンは常に神経を使うが、今回は女優2人(キム・ミニキム・テリ)という点で数倍、気を使ったという話だ。

 パク・チャヌク監督は「つらくないように最大限配慮し努力したが、本人たちにとってはどうであれ、大変だ」と俳優への理解を示した。続けて「ストーリーボードを作成し、予めどのように撮るかを説明しながら、女優たちがすべてを理解した上で臨めるようにした」と準備過程を明かした。

 パク・チャヌク監督がベッドシーンのために準備したものは、単純な効率性を高めるためのものだけではなかった。より鋭敏にならざるを得ない女優のため、撮影カメラは遠隔で調整。さらに、気楽に撮影準備ができるよう“部屋”も準備した。

 これに関してパク・チャヌク監督は「ヒデコ(キム・ミニ扮)の部屋の後ろに化粧室として使う空間があるのだが、そこを待機室にした。香草のようなものを咲かせ、ワインも準備するなど快適にし、2人の女優だけが入れるようにした」と説明した。

 また、パク・チャヌク監督はベッドシーンの反応について「人によって違うようだ」とし、「ある人はたくさん脱ぐわりには過激さがないと言い、その反対もいる。それぞれの意見はあるが、はっきりと言うと、女性は過激だと感じ、男性はそうでもないと感じるようだ」と述べた。

 また、「こういう話も聞く。動作だけでなく会話が多いと…。その会話が性的な部分を目立たせず、別のストーリーやユーモアが引き立つそうだ。性よりも性を含めた一層広い愛、ないしは友情、共感、そんな部分が拡散されることを願う」と周囲から聞いたという反応を説明した。

 一方、韓国映画「お嬢さん(アガシ)」は去る1日に公開され、6日間で200万人の観客動員数を突破、「内部者たち」の記録を抜き、“19禁”映画の新記録を打ち立てた。


お嬢さん(アガシ) The Handmaiden (2016) 予告編 Trailer
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