歌手ジョンウク
歌手ジョンウク
数々の韓国ドラマのOSTに参加してきた元「F.I.X」ボーカリストのジョンウクが、待望の日本ソロデビューシングル「逢いたくて」を5月5日にリリースする。
発売日を目前に控えた5月3日(祝・水)には東京・渋谷HMV & BOOKS TOKYO 6Fイベントスペースにて、デビューシングル発売記念のミニトークショーを開催した。

 「お久しぶりです。ジョンウクです」と少し緊張した面持ちでファンの前に登場したジョンウク。

F.I.X の最新ニュースまとめ

 日本にはイベント前日に到着し、「牛かつを食べました。牛かつ最高!」と来日を楽しんでいる様子を語る。「今ダイエットをしているので、今朝は運動のためにジムで身体を動かしました」とアクティブな時間を過ごしているそう。日本で行ってみたい場所を聞かれると、「ディズニーランドに行ってみたいです!」と答えた。

 今回デビューシングルとしてリリースされる「逢いたくて」は、KARAや2PM、GOT7などにも楽曲提供をしている小久保祐希が作詞作曲を手掛け、「ジョンウクのために」と書き下ろされた切ないバラード。曲を最初に受け取った時の印象を、「メロディーがシンプルで覚えやすいですし、歌詞の内容もとても良いなと感じました」と振り返るジョンウク。レコーディングの際には、初めての日本語詞の楽曲ということで、「単語の発音が難しかったです」と、苦労したエピソードを語った。

 また、従兄弟である「Super Junior」のリョウクにもCDを渡して曲を聞いてもらったそう。「とても良かったという感想をくれたので、僕もうれしかったです。リョウク兄さんが軍隊から戻ってきたら、同じステージで共演もできるかも」と話した。現在、リョウクからの応援メッセージ動画もジョンウクの公式HPで公開されている。

 イベントは終始アットホーム雰囲気の中進行し、ファンからの急なリクエストを受けて、特別に「逢いたくて」のサビのパートをアカペラで披露するシーンも。少し風邪気味のようだったが、美しい切なげな歌声を聞かせてくれた。

 「この続きはライブで聞かせます」とジョンウクが話すとおり、5月6日には横浜・CROSS STREETにてCDデビュー記念ライブが開催される。「今は春なので、春にちなんだ曲を用意しています。他にもファンの皆さんが聞きたいと思っている曲があると思うので、そのリクエストに答えるように準備しました」と予告。また今後ライブでジョンウクに歌ってほしい曲があれば、「2週間前くらいまでに教えてもらえれば、ライブで披露できるように練習します!」と宣言した。

 以前はグループで活動をしていたので、「1人で歌うことに少しプレッシャーがあります」としながらも、「大きなステージで、たくさんの人の前で歌いたい」と今後の目標について語った。

 その後、イベントの合間をぬって、個別インタビューに応じてくれた。


<B>― 今回の日本デビューに向けて、これまでにたくさんの準備をされてきたと思います。今の率直な気持ちを聞かせてください。</b>
レコーディングをする前は、「本当に日本でデビューするのかなぁ、本当にレコーディングするのかなぁ」という気持ちだったのですが、レコーディングをしながら「あぁ本当にデビューするんだ」という実感が沸きました。

<B>― 実際に店頭にCDが並んでいるのを見てどうでしたか?</b>
とても気分が良かったです。でも同時に少し不思議な気持ちにもなったので、お店に並んでいるCDと一緒に記念写真を撮りました。

<B>― レコーディングや、ジャケット撮影などは日本でされたそうですが、ソロアーティストとしての日本での作品作りはいかがでしたか?</b>
レコーディングの雰囲気は韓国と似ていたので、特に大変なことはなくレコーディングをすることができました。韓国よりも日本のスタッフの方が親切にしてくれたように感じます。ジャケット撮影は、今までは3人で撮影をしていたので、少し寂しいなぁという気持ちもあったんですが、楽しく撮影することができました。

<B>― デビューシングル「逢いたくて」の紹介をお願いします。</b>
メロディーを聴くとわかるように、悲しい曲です。歌詞には相手に会いたいなという気持ちが込められていて、悲しみに浸ることができる曲です。

<B>― 切ない歌詞が印象的ですが、特に思い入れのあるパートはありますか?</b>
どのパートも好きなんですが、1番はやっぱりサビの部分が覚えやすいですし、特に気に入っています。

<B>― 日本語で書かれた歌詞を最初に受け取った時は、どんな印象を持たれましたか?</b>
日本語の歌詞で歌うのは初めてなので、不安や心配が先立ちました。発音のこともありますし、日本の感情や感性を自分がうまく歌えるかなぁという心配がありました。
韓国語はやはり母国語なので感情表現がうまくできるのですが、日本語だとどうすればいいかということを考えながら歌っています。

<B>― 悲しい曲とおっしゃっていましたが、どんなシチュエーションで聴いて欲しいですか?</b>
毎日聴いてほしいです(笑)夜、雨がぽつぽつと降っているような時に聴いていただけると、感情移入がしやすいんじゃないかなと思います。

<B>― 歌詞の中で、大切だった人への後悔も歌われていますが、個人的に後悔していること、やり直したいことはありますか?</b>
以前は「昔に戻れたらいいなぁ」と考えることが多かったんですが、最近では、時間が過ぎたからこそ、過去があったからこそ、今の自分があると思えるので、経験とか今までのことに感謝しながら生きています。

<B>― 日本デビューを記念したライブが5月6日に開催されますが、どのような準備をされてきましたか?ライブへの意気込みを聞かせてください。</b>
今回の公演では、ファンの皆さんからリクエストをもらった曲いくつかを準備しました。日本の歌をもっと歌えるように努力しているんですが、今回は日本の歌と韓国の歌が半分半分くらいになると思います。これから日本の曲をもっとできるように頑張ります。

<B>― 好きな日本の歌はありますか?</b>
「雪の華」という曲も好きですし、ロックバンドの「ONE OK ROCK」の曲も好きです。学校でロックバンドをやっていたりするので、ロックの曲を歌うことにも関心があります。

<B>― 韓国では大学に通って音楽の勉強をされているそうですが、歌手ではなく学生としての生活はいかがですか?</b>
他の学生と同じように、普通の大学生として過ごしています。試験は大変ですが、勉強も頑張りますし、その合間に遊んだりもします。学校の友達からは「芸能人ではなく一般人みたいだね」と言われるくらい、周りになじんで楽しく過ごしています。

<B>― 今回の日本デビューについて、友達からはメッセージを受け取りましたか?</b>
みんなデビューを祝ってくれました。「韓国でその曲を聴けないのか」と聞かれたり、「CDちょうだい」と言われたりしました。練習中から僕の姿を見ていて、もうすでに曲を覚えている友達も多くいます。

<B>― これから挑戦してみたい音楽のスタイルやコンセプトはありますか?</b>
10年くらいバラードを歌い続けていて、大学に入ってから初めてロックというジャンルに触れたので、今はバラードとロックへの関心が1番高いです。

<B>― バラードとロックで、歌う時の表現方法の違いで意識していることはありますか?</b>
声のトーンには意識しています。バラードは繊細な表現ができるように感情表現に意識を向けて、ロックはパワフルな姿を見せられるように発声にも違いを与えています。

<B>― 音楽以外で、今関心があるものはありますか?</b>
歌以外は運動です。サッカーもやりますし、ダイエット中なので、ジムに行ってウェイトトレーニングもしますし、ランニングもします。

<B>― 今は地方にお住まいだそうですが、韓国の地方の魅力を紹介してください。</b>
方言が面白いですね。方言を使う友達と一緒にいる時は、僕も少し方言を使って話します。ハーフのような感じです。あとは、ソウルなどの都会よりも人情が厚いです。

<B>― 最後に日本のファンへメッセージをお願いします。</b>
今回「逢いたくて」という曲で日本での活動を始めることになりました。皆さん、たくさんCDも買っていただいて、たくさん聴いていただければと思います。それが僕がこれから発展していく源になります。これからも応援お願いします。愛してる~!


 物静かな雰囲気ながらも、たくさんの質問に気さくに答えてくれたジョンウク。歌手としてのキャリアもすでに豊富だが、大学生活を通して新しい刺激をたくさん受けている様子が伝わった。これから始まる日本でのソロとしての活動でも、様々な挑戦をして、さらに表現の幅を広げていってほしい。





ジョンウク日本デビュー




Copyrights(C)wowkorea.jp 0