「大国男児」左からヒョンミン、ジェイ、カラム、インジュン、ミカ
「大国男児」左からヒョンミン、ジェイ、カラム、インジュン、ミカ
韓国の人気5人組アイドルグループ「大国男児」が、12月26日(土)日本教育会館 一ツ橋ホールにて、「JAPAN OFFICIAL FANCLUB結成記念LIVE」を開催した。

大国男児 の最新ニュースまとめ

 デビューから6年目に突入し、2月に韓国で発表したデジタルシングル「誰ですか」でのカムバックから、日本でのファンミーティングやライブなど、2015年もアクティブに駆け抜けてきた「大国男児」。2015年11月1日にオープンを迎えた日本での公式ファンクラブ開設を記念した今回のイベントでは、12月26日(土)と27日(日)の2日間に渡り、昼公演はファンミーティング、夜公演はライブという構成でファンとの交流を深めた。

 前日がクリスマスというこの日。ステージにはクリスマスツリーが飾られ、オープニングからクリスマスにぴったりなバラード「noel」「In your hands」という彼らの前身グループであるシン (Xing)の曲を続けてしっとりと歌いあげた。

 最初のMCでは、カラムが「みんなメリクリ〜!昨日だけどね」とファンにあいさつ。「最初の曲をバラードにしたら、こんな良い雰囲気になりましたね」と会場の反応にメンバーも満足げな様子をみせる。

 今回のライブはクリスマスを意識してバラード曲を多めに選んだそう。また、もうひとつのコンセプトとして、今まであまりライブで披露してこなかった曲をファンの為に準備したというメンバーたち。久しぶりに歌うという「Beautiful day」から次のパートに入る。とても流暢な日本語で、ツッコミも完ぺきにこなす軽快なトークから一転、高い歌唱力で美しいメロディーを会場に響かせた。

「盛り上がっていこうぜ!」とアップテンポな「jumping」でたたみかけ、切ない恋心を歌う「Come back to me」へ“クリーミー系弟アイドル”という彼らのキャッチフレーズを思わせるさわやかな姿を見せた。

 続けて披露した「Girl friends」を練習した時には、久しぶり過ぎてダンスの振り付けを忘れてしまったというメンバー。唯一ダンスを覚えていたミカがその事態を救ったという準備期間中のエピソードをMCで語った。

 次のライブではどんな曲をやったらいいのかというプレッシャーもあると話すインジュンに、「リリースすればいいじゃん!」と頼もしく答えたヒョンミンは、新しい曲をどんどん作っているそうだ。事務所の社長へもプレゼンしているとのことで、「大国男児」の次の新曲発表への期待が高まる。

 デビューした頃に比べてすっかり上達した日本語にも自信がついたようで、韓国でもメンバー間では日本語を使ってコミュニケーションをとっていると明かした。更なるステップアップを目指して、「次のファンミーティングかライブまでに新しい単語を覚えてきて、みんなを笑わせるために頑張りたいなと思います。」とインジュンが語った。

 続いて韓国でのデビュー曲「憧憬少年」から「new boyz」、「oh my girl」、「誰ですか」日本語バージョンと、緩急激しいラインナップで会場を盛り上げた。美しい歌声はもちろん、息の合ったダンスも彼らの欠かせない魅力だ。

 来年のスケジュールはまだ決まっていないとしながらも、イベントやライブで日本にすぐ戻ってくることをスタッフにとりつけ、「ファンの前でした約束は絶対守らないといけないでしょう!」と力強く約束するインジュン。「韓国では色々なレコーディングをしてます!」とカラムも来年に向けての活動をファンに話す。ヒョンミンは「ダンスももっと習いたいし、作曲も勉強したい。来年は成長の年になると思ってます。もっとかっこよくなりますよ!」と大きく宣言した。

 男らしく成長し、グループ全体の雰囲気が変わったと言われる末っ子のジェイも「ダンスの大会に出てみたいです。結果はどうでも経験が大事だから」とパフォーマンスへの飽くなき意欲をみせた。

 「ファンの皆さんと一緒にライブを作るシステムはすごく意味があると思う」とカラムが語るように、今回のライブでは事前にファンクラブサイトでファンが好きな曲に投票を行った。

 本編ラストパートでは、投票で上位に入った曲を披露。ヒョンミンの「来年はいい夢を持って走ってください」というファンへのメッセージから始まった「夢まであと」。切ない歌声をメロディーに乗せた「片思い」。

 そして最後はファン投票1位になった冬の歌「white love」。メンバー全員の声をアカペラで重ね、白い雪のように輝く美しいハーモニーで会場を魅了した。

 アンコールではサンタの帽子をかぶって登場したメンバーたち。「love days」を歌いながら、「クリスマスプレゼントに皆さんの近くに行きたくて」と客席へ降りていく。
楽しい時間は早く過ぎていくと別れを惜しみながらメンバーそれぞれから最後に締めの言葉をファンに伝えた。ヒョンミンは自身の曲作りについて「昔は俺が好きな曲、好きな歌詞をやってみようと考えていたけど、今はファンと共有できる歌詞と曲を書きたいと思うようになりました。やっと作詞作曲の自分の道を見つけた感じ。」と話す。

 ジェイは自身が一緒に暮らしている家族の話をしながら「力になってあげられるもの、力になってもらえるものは、絶対皆さんの近くにある。メンバーと一緒に過ごして、皆さんと出会って、僕も成長したと思います。これからももっと、もっと頑張ってミュージシャンとしていい曲を届けます」というメッセージを伝えた。「僕は人と人の間の縁を一番大事に思ってます」と話すのはカラム。「皆さんと僕らもあるきっかけから、こうして同じ場所で特別な日に大事な思い出を作ることができるのが、僕にとって大事な瞬間です」とファンへの思いを告げた。

 インジュンは「ライブが終わって、やっぱり皆さんと一緒に過ごす時間は本当に幸せだなということを改めて感じます。2016年もみんなの為にもっと頑張って、もっと大きい会場にみんなを連れて行きたいなと思います!」と来年への決意を新たにした。
ミカはメンバーからのサポートを受けながら、「2015年の最後を皆さんと過ごすことができるので、みんなでめっちゃ、頑張って準備しました。僕はあまり表情に出ないんですけど、めっちゃ、楽しかったです」と物静かながらも熱い思いをファンに伝えた。

 「皆さんと『大国男児』はひとつです、という思いを込めて。」と「we are together」を最後にファンと歌い、笑顔でこの日のステージの幕を下ろした。

 これからの日本の活動の基盤となるファンクラブを結成し、またひとつファンからの大きな力を得た「大国男児」。メンバーの成長もめざましく、ステージでの姿は自信に溢れ、とても頼もしい。

 2016年も更に新しい姿を見せてくれることを期待させられる。



大国男児 JAPAN Fanmeeting 2015 ~Re:Daikokudanji~/大国男児 SPECIAL LIVE ~We are Daikokudanji~
大国男児 JAPAN Fanmeeting 2015 ~Re:Daikokudanji~/大国男児 SPECIAL LIVE ~We are Daikokudanji~




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