左からYoung Cream、SIMS、KangNam、5Zic
左からYoung Cream、SIMS、KangNam、5Zic
韓国の実力派4人組Hip Hopグループ「M.I.B」が、2月22日(土)東京・新木場のSTUDIO COASTにて「M.I.B LIVE in JAPAN GET CRAZY」を開催した。Mnetにて大好評放送中の「K-POP ZONE」また2月からリニューアルスタートした「JJANG!」でMCもつとめる彼ら。日本でも更なる期待が高まる中、メンバーもファン達も大興奮のステージが披露された。

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 暗転しオープニング映像と「Let’s Talk About You」が流れ出すと全身をブラックできめたクールなスタイルに身を包んだ4人がステージ上に登場した。昨年12月に韓国で活動していたこの曲でファンの心をつかみ、「Only Hard For Me」へ。

 歓声が鳴りやまない中「どうも、みなさん!スーパーアイドルダンスグループ『M.I.B』!! 」とKangNam(カンナム)。会場中の笑いをさらうと、「最近ヤスオ(KangNamの本名)に体はジャイアン、心はのび太と言われているSIMS(シムス)です。日本語をしゃべると唇がぷるぷる震えます。勉強がんばります!よろしくお願いします!」とSIMSが愛嬌たっぷりに自己紹介。リーダーの5Zic(オジク)は「お元気ですか?5Zicです。本当に本当に幸せです。会いたかったよ!本当にありがとうございます。」と頭を下げた。Young Cream(ヤングクリーム)は「僕が誰だかわかる?Young Cream!みなさん本当にありがとうございます!クリームがみなさんをオモタニシ?ん?」と言葉に詰まると、KangNamがすかさず「お・も・て・な・し!」と訂正。その後も「おもてなし、ガリガリマス(がんばります)!」と自信満々に言い間違え、ファンのみならずメンバー達も笑いをこらえることができない様子。最後に「お久しぶりです。KangNamです。みなさん最後まで盛り上がっていきましょう!」とあいさつをしてビシッと締めた。

 「Hip Hopは好きですかー?」の掛け声で会場はいっきにヒートアップし「Who’s Next」「ナンジャンパン」へとノンストップに進んだ。ファン達も全身に響く重低音とサウンドに身を任せ、「Say Ho!」とマイクを向けられると「Ho!」と力いっぱいに返した。「G.D.M」ではステージ全体を使いパフォーマンスする彼らに「Girls Dreams Money」の掛け声でファン達も応え、会場は一つに。

 興奮冷めやらぬままMCへ。「雰囲気がいい!」と喜ぶメンバー達。「ぷぃんき(雰囲気)が…」と上手く言えず諦めてしまうYoung Creamのかわいらしい姿に、ファン達は笑いながらも応援のまなざし。KangNamは「僕たちが来るたびに、このように大勢の方々に来ていただいてうれしいです。本当にありがとうございます。このように来ていただけるからこそ僕達もまた韓国でも日本でも活動できると思います。これからも応援よろしくお願いします。とメンバーは言いたいと思います(笑)」と笑顔を見せながらも丁寧に頭を下げた。
MCが終わると「The Falling Flower」を特別な思いが込められ作られた曲だと紹介し、悲しくも力強く歌い上げファンからは拍手が送られた。次に韓国で知らない人はいない人気アーティスト、タイガーJKとKangNamが共作をした「Hello Goodbye」が披露され、ファン達はKangNamの美声を再確認することができた。

 ここで「M.I.B」の可愛さを知ってもらいたいとのことで「We are M.I.B」と題された映像がスクリーンに映し出された。取材中に緊張で何も話せないで固まっているSIMSや寝起きのメンバーの様子などファンにはたまらない内容。また昨年11月に日本で開催されたファンミーティングの様子なども映し出され、会場からは笑いが絶えないまま後半戦へと進んだ。

 後半はメンバーそれぞれのソロステージが披露された。まず、韓国Mnetで新しく始まる番組「トロットX」に出演が決まったKangNamはトロット曲「愛はいたずらではない」を披露し、いつもとは違う一面を見せ、SIMSがラップで応援するなど、大いに盛り上げた。Young Creamは今回のライブのために制作した曲を披露し、カリスマ性溢れるステージを披露した。5Zicは「僕という人間はGood Men?Bad Men?」とファンに質問を投げかけてから始めた。歌詞の中には「友達」という日本語が入るなど、日本のファンにとってうれしいサプライズになった。5Zicの曲につなげるように始まったSIMSのソロステージでは高速ラップが披露され、最高峰のスキルを見せつけた。

 「次の曲は新曲です!」と可愛らしい声が聞こえるとバックステージから「M.I.B」が登場!手を伸ばせば届く位置にいるメンバーにファンは大興奮!そんな中、新曲「ふざけてるね」が初披露され、会場のボルテージは最高潮。手を伸ばし距離を縮めるメンバー達はその熱気を保ったまま「皆ありきたり」へ。
ここで日本語のみを使ったフリースタイルラップを披露することに。Young Creamは自分のファンにラップを贈った。またSIMSは自分のことについてのフリーラップを、5Zicはメンバーについてのフリーラップを披露したが、ここでもまた大爆笑が。慣れない日本語を一所懸命使い、気取らない一面を見せてくれたメンバーにファンの心もグッと近づいた。
 
 「ヤスオより声出せる?」とファンへ投げかけたKangNam。ファンからは大きな返事がメンバーへと届き、「Who Am I」へ。客席の真横を通り再度メインステージへと向かうと、「Nod Along」ではファン全員が高く手を挙げ、中毒性のあるサウンドとメンバーの歌声、ラップに酔いしれた。
次の曲が最後という知らせに会場からは「えー!」と別れを惜しむ声が。
最後の曲の前に一人ひとりがあいさつ。「韓国へ帰ったら新しい曲でカムバックします。期待してください。次は日本にいつ来られるかわからないけど、次からは一人で(日本語を)話します!今日のことは忘れません。また会いましょう!」とSIMS。「みなさん、僕より声を出してくれてありがとう。恋しました。日本語勉強するね。本当にありがとう。」とYoung Cream。5Zicは「みなさん、愛してる。君たちは僕の命だ。もっともっとみんなといられるように俺たちがんばるから!ありがとうございます。」と話し、「本当にみなさんありがとうございます。こうやって盛り上がってくれて、笑ってくれて、本当に僕は幸せです。」とKangNamが続けた。

 最後の曲「Dash(Men In Black)」が始まると、再び会場のボルテージは最高潮に。アゲハチョウダンスを披露し、会場を沸かせた。こうして「M.I.B」とファン達の夢のような楽しいひとときは幕を閉じた。
その後はアンコールの掛け声でメンバーがステージ上へ。アンコールに用意された「Celebrate」はノリのいいアップテンポなサウンドでファンのジャンプを誘った。
 
 ファンの興奮は冷めやまず、ダブルアンコールが!KangNam自らプロデューサーに直談判をする場面も飛び出した。ファンからのリクエストで本日2度目の「G.D.M」が流れ始めると、会場は揺れんばかりの大歓声が巻き起こった。こうして「M.I.B」との楽しいひとときはここで本当に幕を閉じた。

 ライブ終了後、取材陣向けにあいさつを行った。一人ずつ自己紹介し深々と頭を下げる礼儀正しさが印象的であった。
実力派の彼らだが、ファンを楽しませようとする姿、気取ることなく茶目っ気たっぷりにはしゃぐ姿はファンの心を掴んで離さなかった。


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