プロポフォール不法投薬容疑を受けたイ・スンヨン、パク・シヨン、チャンミ・イネ(左から)
プロポフォール不法投薬容疑を受けたイ・スンヨン、パク・シヨン、チャンミ・イネ(左から)
2013年、韓国の芸能界は事故・事件が相次ぎ、近年稀に見る”多事多難”の1年となった。

Rain(ピ) の最新ニュースまとめ

 年初から芸能兵士による問題、セクハラスキャンダルが噴出し、また女性芸能人らのプロポフォール不法投薬、男性芸能人らの不法賭博が世間を揺るがせた。また、スポーツ界のスター、チョ・ソンミンと放送界の星と呼ばれたキム・ジョンハクプロデューサーが自ら命を経った事件にも衝撃が走った。

■事件、事故で染まった芸能界
 新年1月1日から世間を騒がせたのは、トップ女優キム・テヒRain(ピ)の熱愛報道だった。以降、軍服務中だったRainの規律違反問題が明らかとなり、芸能兵士が社会問題となった。さらに、歌手SE7ENやサンチュなどがマッサージ店(性的サービスを受ける店)に出入りしていたことがわかり、国防部は芸能兵士制度を16年ぶりに廃止することを決定した。

 人気グループ「Roo'Ra(ルーラ)」出身のタレント コ・ヨンウクは未成年者に対する性暴行事件、人気俳優パク・シフが性暴行で訴えられた事件も世間を騒がせた。 コ・ヨンウクは電子足輪の装着命令を受け、パク・シフは相手女性と攻防を繰り広げた。

 1月末からはイ・スンヨン、パク・シヨン、チャンミ・イネなど女性芸能人らが睡眠麻酔剤であるプロポフォール不法投薬の容疑で起訴され、検察調査を受けた。その後、裁判所で有罪判決が下り、汚名を残す結果となった。

 また、放送界で株価を上げていた有名芸能人らが不法賭博事件に関与していたことがわかった。お笑い芸人のキム・ヨンマンに続きイ・スグン、タク・ジェフンと人気グループ「H.O.T.」出身のトニー・アン、「SHINHWA」のアンディ、タレントのブームらが携帯電話を利用して海外プロサッカー優勝チームに多額の金を賭けていた容疑で検察に起訴され、出演番組から姿を消していった。

 有名人の自殺も相次いだ。

 特に1月6日元野球選手で故チェ・ジンシルの元夫チョ・ソンミンが自ら命を経った事件は衝撃を与えた。

 また、韓国のスタープロデューサーの代名詞であり、ドラマ界の巨匠として知られたキム・ジョンハクプロデューサーがことし7月、自殺により人生を終えた事件も世間に暗い影を残した。「砂時計」をヒットさせ、視聴率新記録を打ち立てた彼が、ドラマ制作者として資金圧迫に苦しみ、最悪の決断をせざるを得なかったこの事件は、地上波放送局の外注制作システムの問題点を露呈したのだ。

 「星が輝く夜に」や「イ・ジョンファンの夜のトークショー」、「いまはラジオ時代」のDJとして活躍したイ・ジョンファンはことし5月30日、肺がんのためこの世を去り、多くのファンが彼の死を惜しんだ。故人は1970年代に音楽鑑賞室を作り、大衆音楽界にも大きく貢献したため、文化界による哀悼の波も続いた。


トニー・アン- 「今日のような日」 MV
トニー・アン- 「今日のような日」 MV




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