「水が好き?」で活動中の「4Minute」
「水が好き?」で活動中の「4Minute」
新曲「水が好き?」で活動中のガールズグループ「4Minute」は先ごろ、地方のイベント会場で珍しい依頼を受けた。それは、現在活動中の曲「水が好き?」を歌わないでほしい、という内容だった。

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 このところ、相次ぐ豪雨により全国各地で水害被害が続出していることから、「水が好き?」が観客たちへ不快感を与え兼ねない、と懸念されたのだ。イベント主催者側が歌手へ最新ヒット曲を披露してほしい、と依頼するのが通常であり、今回の事例は非常に珍しい。

 その一方、梅雨シーズンに”大笑い”している歌手もいる。去る16日、デビューシングル「雨が降る」を発表したMnet「スーパースターK2」出身のカン・スンユン。彼は当初、強烈なロックジャンル「WILD AND YOUNG」を先に披露する計画だったが、梅雨が続いていることから「雨が降る」を急きょ発表することにしたのだ。

 同曲は、発売翌日の17日、メロンやmnet.com、オーレミュージック、NAVERミュージックなど国内9つの音源サイトで1位に輝いた。新人歌手としては異例の快挙だ。

 所属事務所YGエンターテインメントは「『雨が降る』は喪失の悲しみを表現しており、最近続いている天気に大衆の感情線に触れ、人気を博している」と説明した。

 先月末に発表されたVerbal Jintの「雨まみれ」も音源チャート上位にランクインし、着実に人気を得ている。「雨にまみれながら、この道を渡る」という歌詞のおかげなのか、梅雨シーズンに人々の心を刺激するのには十分のようだ。

 このように、天気は少なからず歌謡界に影響を与えている。野外イベントが多い公演業界はより一層敏感に反応。ことしは梅雨の期間が長引いており、昨年の同時期に比べてイベントでのステージが縮小されている。

 人気ガールズグループが所属する某企画会社の理事は「夏は海辺でのイベントや企業イベントなどが増える時期で、通常1~2か月前にオファーがくる。しかし、最近はこのようなイベントが50%以上減っているのが現状」と説明した。

 梅雨は、歌手だけではなく曲を選んで聴く大衆の趣向にも変化を与えている。これは、音源サイトでネットユーザーが直接選曲、編集して掲載する「公開アルバム」の順位によく表れてくる。

 去る18日、音源サイト オーレミュージックの「公開アルバム」週間チャートは3位と6位を除いて叙情的なバラードが大部分を占めた。1か月前の同チャートトップ10ではダンスやヒップホップ曲で埋め尽くされたアルバムが大部分を占めていたのとは対照的な結果となった。

 オーレミュージック戦略企画チームのチェ・ユンソン次長は「梅雨シーズンを反映する叙情的な曲をテーマにしたアルバムが着実に消費されている」と最近のトレンドを伝えた。

 某音盤企画会社の代表も「最近は雨をテーマにした曲がまるで”シーズンソング”のように感じる」とし「リスナーからの要望で、最近のラジオでは雨と関連した曲が多く流されているのも同じ脈絡だ」と語った。

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