イ・ビョンホン=(聯合ニュース)
イ・ビョンホン=(聯合ニュース)
韓国俳優のイ・ビョンホンが16日、ハリウッド進出3作目となる出演映画「REDリターンズ」の韓国公開を18日に控え、インタビューに答えた。
 同映画出演のため、毎日鶏の胸肉や魚を食べ、2時間近く運動して体づくりに努めたという。韓国の諜報組織出身の殺し屋「ハン」を演じ、初登場のシーンでは上半身裸を披露している。
 ブルース・ウィリスやジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレンらハリウッドスターと肩を並べ、映画の前半では彼らを殺しに来た殺人者として力強いアクションを披露する。後半には彼らと力を合わせ悪に立ち向かいながら、コミカルなシーンも演じる。ハリウッド映画の前作、「G.I.ジョー」と「G.I.ジョー バック2リベンジ」の2作がほとんどせりふなしだったのに比べ、せりふの量は大幅に増えた。
 ハリウッドではまだ新人だという気持ちに変わりはないとしながらも、「前よりは少し余裕が出てきた」と語った。
 
 以下は一問一答。

イ・ビョンホン の最新ニュースまとめ

――ハリウッド進出3作目だが、活動で難しい点や良くなっていると感じる点は。
「初めは新しい環境に慣れるのが一番大変だった。息が詰まりそうで全てのことに緊張していた。全力を出し切れず残念に思ったこともあった。今は余裕ができたと実感する。以前は自分から俳優たちに先に近づくことができなかったが、今は自分から冗談を言ったり分からない話が出れば質問する余裕ができた。言葉の問題も前よりも聞き取れるようになったと感じる」

――「どこから切り裂いてやろうか」という韓国語のせりふと、最後の韓国語で悪口を言うシーンはどうして入れることになったのか。
「監督と話し合って、韓国人が聞いても違和感のない残忍で強烈な言葉は何か考えてそのせりふを入れることになった。悪口の意味は監督やスタッフも気になるようだったがニュアンスを説明したら面白がった。それで十分だと思ったので海外版にも英語の字幕を入れないことになった」

――ブルース・ウィリスとの共演はどうだったか。
「ブルースが現場に現れると、現場があらたまったような雰囲気になる。でもカメラの前ではブルースが私を恐れる役なので、余計なことは考えずに演技に集中した」

――ハリウッド俳優を見習う点があるとすれば。
「人柄から学んだ。演技力は無意識に積み重なっていくようだ。カメラに映らない姿に多く接したことで彼らの人間性を見ることができた。撮影の合間に一緒に暖炉を囲んで話をしている姿がすばらしく、そして美しかった。ロンドンで主演作『王になった男』の試写会があったときに招待したが、忙しいので9割は来れないだろうと思ったが、全員来てくれた」

――ハリウッドでの次回作は。
「最近、何作かオファーが入ってきたがシナリオがあまり良くなかったので断った。アクション映画に限らず、ロマンチックコメディーやSF、ゲームをモチーフにした作品もあった」

――高麗時代を背景にした韓国映画「侠女:刀の記憶」(原題)への主演が決まったが、この作品を選んだ理由は。
「時代劇だが、映画全体を見るとラブストーリーの色合いが非常に強い。時代劇がどれだけ大変か知っているのでためらったが、『王になった男』とは共通点もなく内容も全く違うところが気に入った。キャストにすばらしい俳優たちがそろっていた点も良かった」

――私生活では結婚を控えているが。
「ほかの人たちと同じように忙しい。『REDリターンズ』のPRや次回作『侠女:刀の記憶』の準備、結婚の準備などで忙しいので、何かを考える暇もない」

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