チョン・ソグォン
チョン・ソグォン
韓国俳優チョン・ソグォンが、3D戦争映画「N.L.L-延坪(ヨンピョン)海戦」の主人公にキャスティングされた。制作会社ロジェタシネマが明らかにした。

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 映画は、2002年6月29日にワールドカップ・ベスト4決定戦が行われていた当時、北朝鮮軍の奇襲攻撃により発生した第2延坪海戦を描く。当時、交戦で海軍6名が戦死し、18名が負傷。また、高速艇357号が沈没するなど大きな被害を出した。

 演出を手掛けるキム・ハクスン監督は、2007年に出版されたチェ・スンジョ作家の小説「延坪海戦」の版権を得て、去る5年間シナリオ制作を行ってきたという。

 制作会社は、2010年に映画振興委員会から10億ウォンの支援を受けたが、映画全体を3Dで撮影する計画だと明かしていた。

 海兵隊特殊捜索隊出身のチョン・ソグォンは、主人公である故ユン・ヨンハ少佐を演じる。

 チョン・ソグォンは「シナリオを読んだ瞬間、この役は自分がやらなければ、と思った」とし、「遺族の悲しみを少しでも軽くできるようにベストを尽くしたい」と意気込みを語った。

 キム監督は「海軍および国防部の全面的なバックアップにより、海軍からPCC2隻とPKM6隻、空軍から爆撃機とヘリコプターを支援してもらった」と明かした。

 海軍の兵長として服務していた経歴をもつ同監督は「今回の映画制作は、国民全員に第2延坪海戦の実情を知らせ、国を守るために命を落とした韓国の若者たちを記憶してほしい、という思いを込めた」と語った。

 制作会社によると、同映画は去る10日にクランクインし、ことし4月末まで撮影を続けていくという。その後、CGなどの後半作業を経て、ことし8月の公開を予定している。

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