ドラマ「善徳女王」の一場面(MBC提供)=(聯合ニュース)
ドラマ「善徳女王」の一場面(MBC提供)=(聯合ニュース)
MBCヒット時代劇「善徳女王」(原題)を盗作とみなすという裁判所の判決と関連し、「善徳女王」を執筆したキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン作家が納得できないとして、上告するという意向を明らかにしたことがわかった。

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 キム・ヨンヒョン作家は26日、MBCを通じて「1審の判決文を読んでみると私たちのドラマが盗作ではない理由を条目ごとに明示している」とし「全く逆の結果として覆された今回の2審判決を到底納得することができず、最高裁に上告する」と述べた。

 またキム作家は、盗作問題の対象となったミュージカル「無窮花の女王、善徳」の台本を作品執筆前に見たことがないとし、「2010年初め、このようなこと(盗作の是非)があってから、ミュージカルの台本を手に入れようとしたが見つけることができず、結局、弁護人を通してようやく台本を入手することができた」と主張した。

 パク・サンヨン作家も「全体的なあらすじが類似しておらず、登場人物の性格も似たようなところがないと1審の判決文が明らかにしたが、どのような理由で2審ではその判決がくだされたのか理解できない」と抗弁した。

 続けて「『善徳女王』がどんな過程を経て制作されたのか、制作に参加した複数の作家がすべて記憶している。それにも関わらずこのようなことが起こり、悔しい気持ちを言葉にできない」とし「できればミュージカルの台本をインターネットに公開したいくらいだ」と吐露した。

 2人の作家は「私たちの名誉回復と盗作に対する基準を明確にするためにも、最高裁の賢明な判断を期待する」と付け加えた。

 25日、ソウル高裁民事5部は制作会社の(株)グレートワークスのキム・ジヨン代表がMBCと作家などを相手に起こした損害賠償などの請求訴訟で、原告敗訴の判決をくだした原審を覆して「総額2億ウォン(約1500万円)を支給せよ」と、原告一部勝訴の判決をくだした。

 裁判部はドラマとミュージカルが「ジャンルの特性、登場人物の数や性格、役割、細部の描写や事件展開の詳細などには多少の差があるが、全体的な流れが一致しており人物の葛藤構造などがあまりに似ている」とし、このような判決をくだした。

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