13回目を迎えることしのスローガンは「共に変化する映画祭」だ。規模は小さいがチョウの羽のように世界を変えることができるという希望のメッセージが込められている。
姉弟の成長期を描いたフランス映画で、ウィルシーラ・メイエ監督の開幕作品「シスター」を皮切りに閉幕作品「シンプルライフ」まで、9日間にわたって開かれる今回の映画祭は、何より観客との距離を縮めようと初心に帰る映画祭となるだろう。
昨年から上演作品数を減らす代わりに、一部上演作は上演回数を1回ずつ増やし、観客と出会う機会を拡大してきた。また最新作の代わりにこれまで韓国で紹介されなかった昔の作品を上演、また一人の映画専門家が自身の観点から推薦する作品を上演するなど、さまざまなセクションを新たに設けた。
長編や短編そしてアニメーションを集めたり、映画マニアのため深夜に3編の長編映画を連続で上演したり、家族で訪れる観客のための野外上映など人気企画はことしも観客をがっかりさせないという思いが感じられる。
韓国を越えていつか世界の映画祭へという夢をもつ「全州国際映画祭」。マイナー作品を鑑賞することも楽しみのひとつになるだろう。
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