成瀬監督は家族の素顔を日常風景の中に映す技法で高く評価された。とりわけ、女性の立場で家族の生活を描くのが得意だった。女性映画の名手として知られる理由がここにある。
今回の特別展では40年にわたり制作した89作品のうち、落ちぶれていく男女関係を淡々な視線で描いた「浮雲」(1955年)、芸者の哀歓を描いた「流れる」(1956年)など1950年代に演出したものを中心に12作品が上映される。
詳しくは(www.cinematheque.seoul.kr)まで。
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