「彼らが生きる世界」主演のヒョンビン
「彼らが生きる世界」主演のヒョンビン
韓国で、ドラマや映画の出演料未払い問題がまたも浮上した。韓国演芸マネージメント協会は22日、出演料が支払われていないドラマと映画32作品と、当該作品の制作者、制作会社、制作プロデューサー名を公開。名が挙がった制作サイドの手がける作品には出演を拒否すると明らかにした。

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 協会の資料によると、現在までに出演料が支払われていないドラマは、ヒョンビンソン・ヘギョ主演「彼らが生きる世界」(未払い額4億3925万1000ウォン、約3281万円)、キム・サンギョン、リュジン、イ・スギョン主演「恋する国家情報局」(3億3990万ウォン)、チソン、ソン・ユリ主演「太陽をのみ込め」(1億7440万7948ウォン)、ユン・テヨン、キム・ミンジョン主演「ストライク・ラブ」など17作品。

 放送局別の未払い額は、KBSが5作品8億9875万1000ウォンで最も多く、MBCが7作品3億5328万ウォン、SBSが4作品2億7360万7948ウォン、ケーブルテレビのSBSプラスが1作品1206万ウォンとなっている。
 映画では、カン・ヘジョン、ハン・チェヨン、ホ・イジェ主演「ガールフレンズ」(1億4000万ウォン)、チョン・ドヨン主演「下女」(1億4500万ウォン)、ハ・ジョンウ、キム・ユンシク主演「黄海」(1億500万ウォン)、ソ・ジソブ、カン・ジファン主演「映画は映画だ」(1億2000万ウォン)など15作品の出演料が支払われていない。
 協会は、ドラマ出演料を支払わない外注制作会社と問題を傍観してきたテレビ局は、問題解決のため微動だにしないどころか、同じ問題を繰り返していると指摘。悪質な制作会社が、他人の名義を盗用し代表者名や社名を変える手法で責任逃れしているケースもあると主張している。
 今回公開した資料は、協会に加入している芸能事務所に所属する俳優を中心に、昨年下半期(7~12月)に1次、ことし上半期(1~6月)に2次調査を実施しまとめた。

 これに先立ち昨年9月には韓国放送映画公演芸術人労働組合が、KBS、MBC、SBSが編成した外注制作ドラマの未払い出演料が43億ウォン余りに達したとし、3社の外注制作ドラマへの出演拒否を宣言した。このため、「トンイ(同伊)」「鉄の王 キム・スロ」「グロリア」など一部ドラマの制作に支障が生じた。組合は放送3社から未払い出演料の支払い保障と再発防止対策の約束を受け、出演拒否を撤回した。

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