言葉や国籍は違えど、アジアが音楽でひとつになった。

BoA の最新ニュースまとめ

 韓国のBoARain(ピ)、イ・スンチョル(Rui)、<KARA>、<2AM>、<4Minute>、<BEAST>、日本の<AKB48>、台湾の鄭元暢(ジョセフ・チェン)、中国のジェーン・チャン、マレーシアの光良(マイケル・ウォン)、タイのBie the Starと6カ国・地域の12アーティストが、23日にソウル・蚕室のオリンピックメーンスタジアムで開かれた<アジア・ソング・フェスティバル~レッツゴー!G20コンサート~>で多彩なステージを披露した。

 国内・海外から集まった4万人(韓国文化産業交流財団集計)の観客らは、ひいきの歌手を応援するプラカードなどを手に、一心不乱にペンライトを振った。外国人の観客は例年の3倍に達する1万5000人で、歌手らの韓国語のコメントにも即座に反応した。

 最も注目を集めたのはアイドルグループ。とりわけ、成功裏に日本デビューを果たした<KARA>、日本女性グループ史上初のシングル2作連続初週売上50万枚超えを達成した<AKB48>の”対決”には、男性ファンから熱い声援が送られた。韓国初公演となる<AKB48>がステージに立ち、たどたどしい韓国語であいさつすると、客席からはメンバーの名前を呼ぶ声が飛んだ。

 また、ことしアジアで注目を集めた歌手に贈られる「アジア・インフルエンシャル・アーティスト賞」を受賞した<4Minute>と<BEAST>も、会場を大いに盛り上げた。強烈なパフォーマンスにあわせ、<4Minute>は『Hot issue』『HUH』、<BEAST>は『息』『SHOCK』などのヒット曲をそれぞれ熱唱した。

 アジアを代表するスター、RainとBoAのステージでは、観客の集中力がピークに達した。先ごろ裁判ざたに巻き込まれ、煮え湯を飲まされたRainは「ヒップ・ソング」「レイニズム」「君を引き止める歌」などを歌い、健在ぶりをアピールした。

 フェスティバルで「アジアベスト歌手賞」を受賞したBoAは、「ハリケーン・ビーナス」「Copy&Paste」を歌い、デビュー10周年にふさわしい貫禄を見せ付けた。最古参歌手として出演したイ・スンチョルも、オーケストラとともに「叫べ」「少女時代」などを熱唱、「ライブの皇帝」らしい歌唱力で会場を沸かせた。

 海外歌手にも、韓国ファンからの声援が飛んだ。2005年の台湾ドラマ「イタズラなKiss」でなじみのある鄭元暢、2007年に韓国人歌手がリメークした「童話」の原曲者でシンガーソングライターの光良がステージに上がると、名前を連呼するファンたちが目についた。

 フェスティバルは韓国文化産業交流財団、ソウル市、国連児童基金(ユニセフ)が共同開催したチャリティー公演。ことしは、来月にソウルで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の成功を願うイベントともなった。

 出演歌手の名前を付けたユニセフチャリティー人形のオンライン販売と会場での募金などで集めた寄付金は、全額ユニセフに寄付され、洪水被害を受けたパキスタンの児童支援に充てられる。

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