ミニライブで熱唱するフィソン
ミニライブで熱唱するフィソン
6日、演劇の殿堂・東京グローブ座にて、R&Bボーカリストのフィソンが韓国人初となる公演を行った。ブラックミュージックを極め、その豊かな表現力が男女問わず幅広い層からの支持を集めている、韓国最高のR&B歌手=フィソン。

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観客席がステージを囲むように設計された円形空間で、ピアニストがデビュー曲であり大ヒットを記録した『アンデナヨ(だめですか?)』の前奏を奏でると、ゆっくりと会場を見渡すように登場したフィソンは、ステージと客席の一体感を全身で受け止めるようにオープニングから熱唱。続いて『再び出会う日』を歌い上げ、スタートから幅広い音域を披露した。

トークコーナーで準備された「フィソンに歌ってほしいJ-POP」アンケートで、尾崎豊や福山雅治、槇原敬之、<EXILE>などの曲が紹介されると、フィソンはじっくりと聞き入り「日本にはテクニックはもちろん、多彩な曲があってすばらしい。次回はぜひ推薦していただいた曲を披露したい」と笑顔で語った。

また「クリスマス当日に恋人と別れてしまった」というエピソードを紹介したファンへ「悲しい日が“幸せな記念日”へ変わるように、次はクリスマスの日に新たな恋をはじめるのはどうですか?」とアドバイスしたフィソンは「今年のクリスマスまでに恋人ができたら、25日のライブ(韓国で開催)へ招待します!」と呼びかけ、マネージャーへ連絡先を聞くよう指示するなど、サービス精神旺盛な姿で会場を沸かせた。

自身のクリスマスエピソードを問われると「最近は5年連続で恋人がいない」と肩を落としながらも「昔、彼女とイブにカウントダウンしながら橋を渡り、25日午前0時ちょうどにキスをしたら突然、空から雪が降ってきた。彼女とはすぐに別れてしまったが、今でもよい思い出」と語ったフィソン。まるで映画のようなエピソードに、会場はしばしロマンチックムードに包まれた。

アンコール曲の『Insomnia』を含み、計10曲を披露したフィソンは「今後何年かは、日本でクリスマスライブを開ければ…という夢をもっている」と話し「両親の教え通り、もらった愛は必ず返す」と約束。そしてフィナーレには、会場全体がハートで埋め尽くされるというファンのサプライズがフィソンを待ち受けており、たくさんのハートを前にフィソンは「こんなサプライズは本当に初めて」と感動に浸っていた。

2010年にアメリカでの活動をスタートさせるというフィソンは、新たな挑戦を前に日本ファンとの心温まるひとときを楽しんだ。

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