会場を訪れたイ・チュンリョル監督(左)とコ・ヨンジェ氏=20日、東京(聯合ニュース)
会場を訪れたイ・チュンリョル監督(左)とコ・ヨンジェ氏=20日、東京(聯合ニュース)
イ・チュンリョル監督のドキュメンタリー映画『牛の鈴音』が、18日に駐日韓国大使館韓国文化院主催で行われた<コリアン・シネマ・ウィーク>を通じ、日本で初上映された。

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 『牛の鈴音』は、田舎の美しい四季を通じて老いた農夫婦と老いた牛の暮らしを静かに見つめた作品。会場となった東京・新宿ミラノ2では上映終了後、イ監督と同作品のプロデューサーを務めたコ・ヨンジェ氏が舞台に上がり、制作の裏話を紹介するなど、観客と交流した。

 イ監督は「父に対する思いが作品を企画する動機になった」と紹介し、米国や欧州でも観客に感動を与えることができたが、日本でもそうなると思うと述べ、日本公開への自信をのぞかせた。

 コ氏は作品が人気を集めた理由について、「目まぐるしく変わる現代社会で、ゆったりとした価値観、失いつつあるものについて改めて考えさせられる面が人々の心に響いたのではないか」と分析した。

 『牛の鈴音』は12月から東京の新宿バルト9、銀座シネパトスをはじめ日本全域で順次公開される予定だ。
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