ソロデビューシングルをリリースしたRyan=14日、ソウル(聯合ニュース)
ソロデビューシングルをリリースしたRyan=14日、ソウル(聯合ニュース)
グループ<PARAN>のリーダーで先ごろソロデビューを果たしたRyanは1983年生まれだが、年齢に似合わず自らを「アナログ的な人」だと語る。

チュ・ジョンヒョク(PARAN) の最新ニュースまとめ

 好きな歌手はスティービー・ワンダーとキム・ドンリュルで、歌詞が率直で唐突な最近の歌よりも、控えめで隠喩的な歌詞の歌に魅力を感じる。同世代のアイドル歌手よりも、BMKやキム・ボムスと親しい。

 ソロデビューシングル『RYAN LEARNS TO LOVE』には、そうした彼の音楽的な好みがそのまま表われている。ただ、音楽の方向性を決めるまでは悩みも多かったようだ。アナログ的な感性で歌う先輩歌手から曲を提供してもらい、そうした先輩らの系譜を受け継ぎたいという思いから、直接アポを取り、話をもちかけに行った。そうやって親しくなったのが<BROWN EYED SOUL>出身のジョンヨプだ。
 「もともとの知り合いではないんです。初めて会ったとき、本心を話しました。良い曲を書いてほしい、音楽的に後輩になりたいと。ジョンヨプさんが快諾してくれたんです」。

 タイトル曲『誇りに思う(原題)』は、ジョンヨプが歌手エコブリッジとともに作曲したR&Bで、ジョンヨプ特有のメロディーが生かされている。ディレクティングにも参加したせいか、ジョンヨプの歌唱法もにじみ出ている。太くハスキーな低音が魅力だったRyanだが、<PARAN>時代よりもオクターブを上げ、声色もソフトになった。

 ソロということで、とにかく歌唱力をアピールしたいと、努力した。<PARAN>ではメインボーカルだったが、「皆、僕の声を覚えていないでしょう」と話す。ミュージカル『楽しい人生』出演中や、今回のレコーディングでは、歌の実力を褒められたと、満足げに語った。

 実は、もともと歌手になるのが夢ではなかったというRyan。大学では演劇学科で演出を専攻し、テレビ局のプロデューサーかアナウンサーになりたいと思っていた。
2005年に<PARAN>でデビューしてからは、歌手が嫌だと思ったこともある。しかし、与えられた状況でベストを尽くそうと努力し始めてからは、歌手という職業に対する欲が次第に膨らんだ。今回のソロ準備中は、1日の始まりと終わりを音楽とともにしながら、人生についても学んだと話した。

 「これまでは、自分1人で何でもできると思っていました。でも、独り善がりでは何にもならない。人生を1人で生きていく人はいませんよね。歌手として成功したくても、良い歌、ボーカル、マネージメントの三拍子がそろわなくてはなりませんから」。

 ソロ活動も、心を空にして楽しみたいと思っている。売れ行きに期待をかけるよりも、自身が追求する音楽を声援を送ってくれたファンに聞いてもらうことに意味を置きたいと語った。
 「タイトル曲はプロポーズの曲なんです。恋愛でもできたら、もっと感情が込められると思うんですけど(笑)」。
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