<SHINee>=(聯合ニュース)
<SHINee>=(聯合ニュース)
5人組グループ<SHINee>(シャイニー)のセカンドミニアルバム(25日発売)のテーマは、古典『ロミオとジュリエット』だ。ミニアルバムのタイトルを『ロミオ』、タイトル曲を『ジュリエット』としたのは、”ロミオ”の<SHINee>が”ジュリエット”のファンに贈るプレゼントとの意味を込めたため。

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 また、トラック構成には『ロミオとジュリエット』のシナリオのように「物語」がある。先ごろインタビューに応じたメンバー5人(オンユ、ジョンヒョン、Key、ミンホ、テミン)も、曲を順番通り追っていくと、悲しくておぼろげな別れという結末に続くひとつのストーリーになると説明した。

 初めて出会った男女がときめきを感じ(「あなたが気に入った」)、男が魂をささげると告白する(「ジュリエット」)。しかしケンカしたり(「むしろたたいて」)、男は秘密がつのっていく女に思い悩む(「セニョリータ」)。男は戻ってこいと哀願するが(「寝言」)、結局2人はロミオとジュリエットのように悲劇的な別れを迎える(「少年、少女に会う」)。

 ジョンヒョンは、映画『ロミオとジュリエット』を見てタイトル曲『ジュリエット』の歌詞を書いた。一番有名なラブストーリーを考えていた折に映画を見てインスピレーションを得たと明かし、歌詞には皆が共感する『ロミオとジュリエット』のロマンチックな名ぜりふを引用したと紹介した。この曲はBoAや東方神起の曲を手がけた海外の作曲家、レミー氏によるもので、2007年に米国人歌手のコービン・ブルーが『Deal With It』と題して発表した曲でもある。

 ”ロミオ”として戻ってきた<SHINee>は、これまでヒット曲ごとに歌の対象となる女性像をはっきりと示してきた。『お姉さんはとてもきれい』ではお姉さん、『酸素のようなあなた』では同い年の女性、『ア・ミ・ゴ』では年上の女性を想定している。幅広い年齢層の女性から支持を受け、昨年は年末歌謡授賞式で新人賞を総なめにした。

 メンバーは14日の「ローズデー」には、アルバムプロモーションのためソウルの梨大、弘大、江南駅などをめぐり人々にバラの花をプレゼントした。オンユは「たくさんの女性が喜びの声をあげてくれてうれしかった」と振り返る。
 新譜を出す彼らにも、もちろんプレッシャーはある。同じ事務所に所属する先輩グループの東方神起、グループ少女時代、スーパージュニアが新譜を出すたびに1位を獲得しているためだ。
 ジョンヒョンとミンホは「<少女時代>が9週連続1位を記録し、<SUPER JUNIOR>が1位を獲得したときには本当にうれしかった。そのステージを見て自分たちを振り返ってみた。先輩たちが刺激になり、早くステージに立ちたいと思った」と話した。

 彼らの強い意志は、デビューから1年にして数々のヒット曲を生む原動力となった。カラフルなスキニージーンズで多彩な音楽を披露することで、チームのカラーも大衆に知られるようになった。
 25日でデビュー1周年を迎えたというオンユは、「新人の域を抜け出し、自分たちだけのカラーを表せる段階に移りつつある。デビュー時に比べ、ボーカル、ダンス、ファッション、トーク、すべてが発展した」と評価する。一方で、「経験を通じ少しずつ良くなっているが、まだ満足できる水準ではない」と、さらなる発展に意欲をみせた。
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