ソウル地方警察庁は22日、韓国女優チョン・ジヒョンの携帯電話をコピーした容疑(信用情報の利用および保護に関する法律違反)で、便利屋経営者を拘束した。容疑者は2007年11月にチョン・ジヒョンの所属事務所サイダスHQから640万ウォン(約41万7000円)を受け取り、チョン・ジヒョンの携帯電話をコピー、事務所がショートメッセージの送受信内容を見ることができるようにした疑い。また、2006年3月から2年間にわたり、38人の携帯電話のコピーや位置追跡、不倫現場確認を行うなどし、7600万ウォンを受け取った容疑も持たれている。
調べによると、容疑者は2007年11月にサイダスHQ代表ら関係者3人に会い、チョン・ジヒョンの携帯電話をコピーするよう依頼を受けた。実際の加入者であるチョン・ジヒョンの父親の個人情報を盗用し、移動通信社顧客サービスのウェブサイトに加入。IDと暗証番号をサイダス代表に提供した。サイダス側はこれらを利用し10回にわたりサイトに接続し、チョン・ジヒョンの携帯電話で送受信されたメッセージの内容をのぞき見た。

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警察は昨年10月ごろ、携帯電話コピーによる私生活侵害問題に関する捜査を行うなか、チョン・ジヒョンも被害に遭ったとの情報を入手し、確認作業を進めてきた。19日にサイダスのオフィスを家宅捜索したほか、制作部長や会社幹部らに対し事情聴取を行い、携帯電話のコピーを依頼した事実を確認した。警察は28日にもサイダス代表を出頭させ、事情を聞く方針だ。

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