体調優れずCM撮影を中断「生きていくのがつらい」
浴室で知人へ“子供たちをよろしく頼みます”と携帯メッセージ送信
離婚後のうつ病、そして悪質な噂も重なり極限の状態…

チェ・ジンシル の最新ニュースまとめ

「悪質な噂に苦しんではいたが、前日にCM撮影を行い、一緒に次回のドラマ撮影に関しても話していた。それなのに自殺なんて信じられない…」
2日に亡くなったチェ・ジンシルの所属事務所SBMのソ・サンウク代表は電話越しで、未だに信じられないと話した。周囲の人々も「全く予想できなかった」と口を揃えた。

■前日までCM撮影、ドラマ準備

警察と関係者の話によると、チェ・ジンシルは自殺前日までCM撮影、ドラマ準備など忙しい日程をこなしていた。1日午後2時から4時30分まで、ソウル江南(カンナム)にあるスタジオで製薬会社のCM撮影を行っていたが、体調が優れずに撮影スケジュールを最後まで消化することができないまま中断した。

チェ・ジンシルはその後、近くの食堂にてマネージャーらと夕食を共にしながら焼酎3本を空けたという。ソ代表は「来月から撮影が始まるドラマ『私の生涯最後のスキャンダル・シーズン2』の台本が2日前に出来上がったため、ドラマやキャラクターについて話した」と明らかにした。
チェ・ジンシルはこの席で「私には、スター性がもうなくなったのかな…」などと話し、自身が誹謗中傷を受けていることに関して苦しい胸の内を明かしていたという。

チェ・ジンシルは、食事を終えて帰宅する車中でも「最近、生きていくのがつらくて死にたい」と漏らしていたことがマネージャーの証言で明らかとなっている。

■「世の中は冷たい」と話した後、自殺

この日、マネージャーのパク某氏(28)の運転で帰宅したチェ・ジンシルは母親へ「世の中の人たちは、みんな冷たい。社債とか、何だとか、私には全く関係ないことなのに、どうして私をこんなに苦しめるの?」と涙を流した。
チェ・ジンシルはこの後、浴室に閉じこもったため母親がドアを開けようとしたところ「お母さんは戻って、もう寝て」と話したという。言われた通り、母親は寝室へ行き睡眠をとった。2日午前0時30分のことだった。

チェ・ジンシルはこの直後に自殺を決意したものと見られる。0時42分と0時45分にメイクアップ担当のイ某氏へ「世界で一番愛してる○○… オンニにどんな事があってもAとB(チェ・ジンシルの子供の名前)をよろしく頼むね」、その後「ごめんね」と2通の携帯メールを送信した。

午前4時頃に目を覚ました母親は、チェ・ジンシルが寝室へいないことに気付き、浴室のドアを開けようとしたが鍵がかかっていたため、午前6時頃に修理工を呼んで開錠した。
するとチェ・ジンシルは、シャワーの取っ手部分に包帯を結んで、首を吊った状態で発見された。

■うつ病、そして誹謗中傷

家族と知人は、警察による聴取で「チェ・ジンシルは、5年前に離婚してからうつ病の症状が見られており、精神安定剤を服用しているが、6か月前から量が増えた」と話した。
2人の子供の養育に関しても負担やストレスを感じていて、悩みだけが大きく膨らむ現状に「死にたい」という言葉を度々口にしていたという。
ここに社債に関する悪質な噂が出回ったことで、極限状態に追い込まれていったと見られている。
チェ・ジンシルの部屋からは“悩み苦しい”と書いたメモが発見された。

■「警察は疑惑の解明を急ぐべき」と周囲の声

警察はあらゆる状況から判断して、チェ・ジンシルが自殺を図ったものと見ているが、正確な自殺動機に関しては疑問が残っている。
うつ病を抱えていたのは確かだが、自殺理由は社債についての“悪質な噂”であるのか確実ではないためだ。

警察は「故アン・ジェファン氏の妻であるチョン・ソニ氏の聴取で、チェ・ジンシルに関する言及はひとつもなかった」と明らかにしたのみで、チェ・ジンシルが25億ウォンを貸した後、返済できなかったアン氏を脅迫した、という噂については明言を避けている。

このため、チェ・ジンシルの名誉と疑惑解明のためにも警察が積極的に社債関連の調査を進めるべきだとの声が上がっている。

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