胡主席招き国賓夕食会、朴槿恵・イ・ヨンエら同席

李明博（イ・ミョンバク）大統領は25日、胡錦濤・中国国家主席との3回目の韓中首脳会談を終えた後、胡主席をはじめとする中国からの訪問団を青瓦台（大統領府）迎賓館に招き、歓迎夕食会を催した。これは外国首脳に対する新政権初の国賓夕食会で、特に北京五輪の際にあらわになった中国人の「嫌韓感情」を考慮した韓国側の配慮がうかがわれた。

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李大統領は夕食会のあいさつで、中国が四川大地震などの難関を克服し北京五輪で底力を示したことに賛辞を贈りながら乾杯を促した。また、「きょう胡主席に会ったところ、長年の知己のように互いをよく理解し親密になったことを感じる。こうした関係が両国関係の増進に寄与することを信じる」と述べた。

これに対し胡主席は、「北京五輪で優秀な成績を収めた韓国選手団に祝辞を贈り、地震被害に多大な支援を送ってくれた韓国に心から謝意を表する」と返した。両国が善隣友好を強化し互恵協力を昇華させることは、両国の共同利益に合致するだけでなく両国国民の共通の願いだとし、力を合わせで両国の国民に利益を与え世界平和と発展に貢献しようと呼びかけた。

ヘッドテーブルには、年初に李大統領の特使として中国を訪問したハンナラ党の朴槿恵（パク・クネ）元党代表やアジアで人気を集める韓国女優イ・ヨンエらが座り、両国の親密感を強調した。イ・ヨンエが胡主席に中国語であいさつした後、話を交わす姿も目を引いた。また、中国でも活躍する韓国歌手チャン・ナラは歌を披露した。

李大統領と朴元代表が同じテーブルに着いたことでも関心を集めたが、あいさつを交わしただけで特に対話はなかったと伝えられた。