昨年の<Wonder Girls(ワンダーガールズ)>の『Tell Me』熱風のせいだろうか。K-POP界に“Tell Me wanna be”シンドロームが起きている。固定ファンが定着している歌手以外の、ビジュアルが強調されている歌手を中心に、バラエティ番組を通じて集中的アピールと大衆の支持を狙った、企画性のある曲を発表する傾向が目立ってきている。人気歌手たちが<スターゴールデンベル>に登場しダンスを見せたり、<幸せ株式会社満員の幸せ>で自分たちの日常を公開することは、昨日今日のことではないとしても、最近、このような現象が画一化されているように思われる。<Wonder Girls>が『Tell Me』で成功したやり方をそのまま真似するかたちだ。

少女時代 の最新ニュースまとめ

バラエティ番組への出演が多い歌手たちは主に、<JEWELRY(ジュエリー)>、<Brown Eyed Girls(ブラウンアイズガールズ)>、<少女時代>など、最近K-POPチャートの上位に名をあげている10代~20代前半の女性歌手たち。このような歌手たちの曲が、相対的に大衆的ではあるが外見がテレビ向きであるため、放送局でも彼女らの出演を望む。ある放送関係者は、「外見のかわいい女性歌手たちは、どの番組に出ても視聴者たちの視線を集める」とし、「彼女たちが番組のある種“マスコット”的な役割をはたしてくれれば」と、本音を話した。
『Tell Me』のもうひとつの成功の公式である、大衆の支持を簡単に得る曲の企画も、目にみえて増えてきている。

<JEWELRY>の『one more time』は、リメイクされた曲と大衆の真似しやすいダンスなどで、誰でもがすぐに<Wonder Girls>の『Tell Me』を連想する。このようなふたつの公式にはずれた曲は、作品性があるにも関らずうもれてしまうのがほとんどだ。<Brown Eyed Soul>の2集『The Wind, The Sea, The Rain』は<第5回韓国大衆音楽授賞式>のR&B部門ネティズン賞を受賞するほど、その音楽性を認められたが、反応は以前にも満たなかった。

音楽評論家カン・テギュ氏は、「過去は、大衆がいい音楽を求め、聞くのが日常だった。しかし、最近は好きな歌手を除いてというのは難しい。どちらがいい悪いと言う以前に、歌手たちがどのような方法で、大衆に近づこうとしているのかを考えなければならないとき」と話した。
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