「茶番劇と言うのも恥ずかしいほどだった。一言で言えば、彼ら(放送局)だけの宴だった」去る29日、国内外のドラマ制作会社及び俳優たちのための行事として開かれた<第1回 ソウルドラマアワーズ(Seoul Drama Awards)>が、準備不足と進行の悪さで、国際的な“恥さらし”になる危機にひんしている。

<ドラマアワーズ>が、表面だけをとりつくろい、中身は空っぽの“韓流”担ぎのお祭りに過ぎなかったという酷評は、視聴者やネティズン(ネットユーザー)を中心に始まった。視聴者はこの日の午後、ソウル汝矣島(ヨイド)KBSホールで授賞式が始まってからまもなく、あらゆる不満を噴き出し始めた。

「見ているのも恥ずかしいほどで、チャンネルを回した」「審査基準は一体何なのか」「不自然な英語の同時通訳に腹が立った」「初めから期待していなかったけど、あまりにもひど過ぎる」「第1回だけで終わらせて、二度と開催しないでほしい」など、ありとあらゆるネティズンの怒りが続く。また、事前の企画・広報・審査、当日の進行といった全ての面で、レベルが低かったというのが、視聴者の意見だ。

初めて開催されたイベントということで、今後、改善して行こうとする前向きな意見も若干はあったが、ごく少数に過ぎなかった。ほとんどの視聴者とネティズンは、国内で行う“国際”イベントということが恥ずかしいという反応を示した。

はなはだしくも、一部の視聴者は「むしろ、開催しない方がよかったと思わせるくらいだった」という非難を浴びせている。いくら第1回とは言っても、国際イベントであるだけに、徹底的な準備と進行をすべきだったが、そうではなかったということだ。特に、受賞作の審査基準と、不十分な進行に対する不満が一番多かった。

ドラマ部門最優秀賞は、事前に脚本でも練っていたかのように韓・中・日の3ヶ国が揃って受賞、韓国はMBCの『私の名前はキム・サムスン』がミニシリーズ部門で最優秀賞。さらに、撮影と美術部門受賞の名誉は全て韓国が受け取った。反面、最近ワールドカップ“スポーツ中継権”の独占でKBS、MBCと対立していたSBSは、特別な受賞作がなかった。

今回の受賞作は、韓国放送協会(会長:チェ・ムンスンMBC現社長)の主催・主幹で行われ、国内地上波放送局と放送委員会が後援している。


Copyrights(C)The financial news & etimes Syndicate & wowkorea.jp

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