「日本のファンたちは、私の声を“甘い”と言うんですよ」・・・・・。
歌手のPOSITION(ポジション)ことイム・ジェウクが、19日に日本で初のミニアルバム『POSITION』を発売し、1996年に韓国国内でデビューして以来、10年ぶりに異国の地で新人として活動を始めた。

POSITION の最新ニュースまとめ

POSITIONは、かねてから日本と縁がある。浜田省吾の『もうひとつの土曜日』、尾崎豊の『I Love You』のリメイク曲でヒットを飛ばし、安全地帯の曲も数曲リメイクしている。日本の大衆音楽を、国内に紹介するのに一役買ったともいえる。

昨年10月から東京に住まいを移したイム・ジェウクに、電話で話を聞いた。イム・ジェウクは、「『I Love You』をリリースした当時から、水面下で日本進出の準備をしてきました。アルバム制作に投資しようというレコード会社やマネジメント会社が決まり、ようやく具体化したんです」と、本格進出の経緯を語った。BoA(ボア)、Rain(ピ)、SE7EN(セブン)といった新世代のスターのように、爆発的な人気は期待していない。むしろ良い成績を残した後輩たちを誇りに思うという。

デビューアルバム発売日には、東京の渋谷で350人の観客を招待し、ショーケースを行った。
「これから1000人、2000人と増やしていきます」と抱負を語る。日本での生活も6ヶ月目となり、日本語の実力も伸びたが、まだ日本人の情緒を把握するまでは到っていない。
「歌唱力があると賞賛されても、内心はどう思っているのか」と正直に語るが、ショーケースで自分の歌を聴き、静かに涙を流すファンの姿を見て、真実を見極める方法が分かったという。

POSITIONに対する日本の音楽業界の反応は好感触と言える。ミニアルバムには松井五郎、吉元由美らヒットメーカーが参加した。今年9月には、財津和夫が提供したバラード曲を、初のシングルとして発表する。6月、8月、12月と、コンサートの予定もすでに決まっており、今後2年間は日本での活動に専念する。


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