店をたたむ土産物屋の主人=28日、春川(聯合)
店をたたむ土産物屋の主人=28日、春川(聯合)
ドラマ「冬のソナタ」のヒットで韓流観光地として人気を集めていた江原道春川の「チュンサンの家」で、このところ訪問者数が落ち込んでいる。2004年6月から1日に数百人が訪れていた「チュンサンの家」は、近くの路地には日本人観光客を当て込んだおみやげ屋も軒を連ね大盛況だった。

 しかし2005年1月に1人5000ウォンと有料化されたころから訪問者数が徐々に減り始め、最近では1人も来ない日もあるなど、ブームに沸いた2年前とは対照的な姿だ。駐車場に設置された入場料徴収ブースも撤去され、最近は室内で直接料金を支払う方式に変わっている。幸いにも日本が春休み期間中のため、このところは観光バスも目に付いているが、新学期が始まる4月以降は閑散とするのではないかと住民らも心配している。

 観光客目当てのおみやげ屋も訪問者減少の直撃弾を受けている。最近では日本人観光客が多く訪れた日でも売上は1万ウォン程度しかないこともあるという。

 「チュンサンの家」の主人は、有料化してから3カ月ほど過ぎたころから訪問者が減り始め、特に最近の落ち込みが激しいと話す。それでも「この家を見るため韓国を訪ねてくれるのはありがたいこと。入場料以上に楽しめるようにしている」と今でも観光客の受け入れには万全の態勢だ。

 一方、周辺を観光開発すべきとの世論に押され、数億ウォンをかけ「チュンサンの家」を買い入れたいとの姿勢を見せていた春川市だが、最近では主人との接触もしていないという。

Copyrights(C)yonhapnews & etimes Syndicate & wowkorea.jp

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