<b>「日本音楽監督を呼ぶために“三顧の礼”」「日本CMからモチーフを得た」</b>

100% の最新ニュースまとめ

19日、マスコミ試写会を通じて蓋が開けられた映画『Welcome to東幕谷』(監督:パク・クァンヒョン、制作:フィルムイッスダ、以下“東幕谷(トンマッコル)”関係者らが近くて遠い国、日本との縁を公開して注目を集めた。

まず『東幕谷』で一番目立つクレジットの一つは、日本の代表的な音楽監督・久石譲の名前がスタッフリストに堂々と上がっているという点。

久石譲は『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』など、日本アニメ界の生きている巨匠・宮崎駿のパートナーであると同時に、敍情的で心に響く美しいメロディーの作曲家として有名である。

『東幕谷』のイ・ウナプロデューサーは国内でも見知らぬ新人監督のデビュー作に世界的なミュージシャンを招くため、一言一句すべて記した長文の手紙を送って、見知らぬ異国人の心を動かした。

試写会後開かれた記者会見のために快く訪韓した久石譲は、「イPDが、“たとえ予算は少なくとも、作業するのに一番良い環境を整えておくので、世界の誰にも負けない誠意と熱意に注目してほしい”と強調した後、“お待ちしております”という一文で韓国行きを決心した」と明らかにした。

続けて「非常にすばらしい映画を、韓国初作品で担当することができて光栄」「俳優の芝居がとてもよく、それもまた嬉しかった。みんな情熱を持って参加してくれ、ありがたく思う」と『東幕谷』に対する強い愛着を見せた。

一方、この日の記者会見では久石譲の参加のみならず、平和と和解のメッセージや親自然主義雰囲気の面で『東幕谷』が宮崎駿の他の作品を連想させるという意見も提議された。

これに対してパク監督は「私の人生で一番感動的な映画は『未来少年コナン』だ」と言いながら「ハートウォーミングな内容をユニークに楽しく表現しているのがすごい」と、宮崎駿と久石譲に対する深い尊敬心を示した。

続けて「もちろん私がその方々の映画を楽しんで観ているので、ある程度インスピレーションを得た点もあるでしょう。しかし、資料を探しながら絶えずアイディアを絞り出していた」と説明。

また「苦心の果てに素材を得た猪のシーンは、シーケンス(数シーンが集められた一連の画面)において日本のCMを参考にした。一定部分参考したという点から、100%創作ではない」と正直に告白した。

映画『Welcome to東幕谷』は、朝鮮戦争真最中の1950年、江原道(カンウォンド)東幕谷で偶然に出会った北朝鮮軍(チョン・ジェヨン、イム・ハリョン)、韓国軍(シン・ハギュン、ソ・ジェキョン)、米軍(Steve Tachler)が、村人を通じて戦争と和合を語る。

劇中のストーリーのように、韓日両国の厚い友愛を押し堅めるテーマを、身を持って実践した『Welcome to東幕谷』は来月4日、笑いと涙を観客たちに一緒にプレゼントすると堅く約束した。

Copyrightsⓒsports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp
Copyrights(C)sports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp 0