<b>「よりによって、どうして日本の男性なのか」</b>

リュ・シウォン の最新ニュースまとめ

12日、日本の週刊誌<Friday>に歌手BoAの熱愛記事・写真が報道されたことから、多くのヌリクン※(=ネティズン、インターネットユーザー)たちがこうした反応を見せている。

「アジアの歌姫BoA、深夜のキス&抱擁デート」というタイトルのこの記事が韓国の新聞で報じられた直後、インターネットには批判的な書き込みが溢れている。
「日本でのBoAの人気がどんなに高いかを実感した」という肯定論もあるが、主流となっているのは「日本人のどこがいいんだか…」「よりによって日本人男性?」という批判。

BoAは2001年、日本進出初期から、過度に民族主義的なアンチ・ファンたちに責められてきた。BoAが2002年から3年間、日本のトップ歌手が出演するNHKの年末番組<紅白歌合戦>出演のため、KBS・MBCの年末歌謡受賞式に参加できなかったことについて、毎年、「韓国を捨てて日本を選んだBoA」と非難が集中している。最近では日本でのコンサート中、BoAが日本ファンたちに90度のお辞儀をしたことについて、「なぜ日本式の挨拶をするのか」という批判があがったこともある。

タレント兼歌手のリュ・シウォンも、日本を快く思っていないネティズンたちから攻撃されている。リュ・シウォンのシングル『桜』は、外国人男性歌手としては初めて日本のオリコンチャート1位になったが、ヌリクンたちは「なぜ、歌のタイトルがよりによって“桜”なのか」「韓国で落ち目の芸能人が、日本に行けばうまくいくとでも思うのか」などと、悪意のこもった批判をしている。

日本に対する反感が、“韓流熱風”にもしっかり向けられているのだ。しかし排他的民族主義の情緒に囚われたヌリクンたちが見ていない現実もある。

独島(=竹島)問題で韓日関係が急速に冷めてきているにもかかわらず、先頃日本で発売されたBoAのアルバム『BEST OF SOUL』が、一気に100万枚も売れた。この4年間に日本で売れたBoAのアルバムは大体500万枚、およそ150億円にもなる。経済的に大変な収益を上げているのだ。

また、韓流スターの活躍で、韓国に対する日本人の認識が大きく改善されたのも事実。にもかかわらず、「日本はダメ」という冷笑的な情緒が、韓流スターのやる気をそぎ、せっかくの韓流熱風に冷水をかけてしまわないかと心配される。

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