トップスター、イ・ビョンホンとキム・ジウン監督が手を取った、ノワール映画『甘い人生』が、21日初めて公開された。

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この映画は、撮影途中で日本に高額で売却されるなど、韓国内外から大きな関心を集めている。キム・ジウン監督は、ステージ挨拶で、『甘い人生』について「ノワールはノワールだけど、アクションが加わったノワール。血まみれのラブストーリー」と説明している。

彼は試写会の直後、俳優と共に記者会見に参加した。
以下は一問一答。

-どんな映画ですか?
▲些細なことで、お互い気持ちがすれ違う情況を描いたものです。振り返ってみると、登場人物皆がカッコいいように思われますが、実際は、本当に愚かな男たちの話です。わかり合えるのにそうしようとはせず、何でもないことで、取り返しのつかない状況を作ってしまう。わかり合えずすれ違ってばかりです。

-ホテルを舞台にした理由は?
▲最大限、ノワール映画に似合う空間を選びました。一見派手ですが、裏は狭く暗い職員通路などがあります。それがまさに私たちの人生ではないでしょうか。一瞬、誤って足を踏み入れると不幸になってしまうことがある。そんな危ない綱渡りを描きたかった。

-どうしてタイトルは『甘い人生』なのですか
▲主人公のソヌが、どうしてああなるしかなかったのか、考えてみると、愛にオクテで、自分の感情表現が下手だからです。私たちは不完全な人間だから、ある瞬間は倫理的な選択より、美学的で印象的な選択をすることがあります。甘い選択というわけです。甘い選択には、苦い苦痛が伴うものです。

-ラストシーンでソヌがシャドウ・ボクシングをする理由は?
▲ソヌはホテルのスカイラウンジと言う空間で、自足的で満ち足りた生活をしていました。ガラスに映る自分の姿にとても満足していました。社長の頼みがなかったら、そのままその人生に満足して生きていったでしょう。それが、一瞬で変わったのです。その表情を収めたかった。

-ノワールですが随所にユーモアがありますね。
▲ユーモアは私の映画のベースです。私はユーモアは映画の力と考えています。急に湧き起こる人生の断面たちがありますが、それらは必ずしもジャンル的にコメディに依らなくても表現できます。削除された40分のカットにも、ユーモラスな部分が多いので残念です。

-ラストがきっちりしてましたね。
▲この映画を始める時から、キレイさっぱりと殺したかった。人生の最も光る瞬間を、死を通して人生の意味を考え直せたら、という意味でこの映画を作りました。ノワールは主人公の悲劇的で壮絶な死がお決まりのようです。それは食傷気味だから少し変えた方がいいという意見もありましたが、ノワールを選んだこと自体がそれらを受け入れると言う意味なのです。

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