リュ・スンボム の最新ニュースまとめ


















「本気で拳を交え、リアルなボクシング試合をやった」15日午後2時、ソウル市小公洞(ソゴンドン)のウェスティン朝鮮ホテルで開かれた映画『拳がうなる』(監督:リュ・スンワン/制作:シーオーフィルム)の制作報告会が開かれた。この日の最高の話題は、主演俳優チェ・ミンシクとリュ・スンボムとの間に繰り広げられた激しい格闘シーンだった。

映画『拳がうなる』は、これ以上落ちようのないどん底人生の、42歳ストリートボクサー、カン・テシク(チェ・ミンシク/写真左端)と、覇気と根性が全ての22歳、少年院出身ボクサーのユ・サンファン(リュ・スンボム/写真右端)の運命的な対決を描いた感動ストーリー。

映画は、実存人物の“人間サンドバッグ”ハレルヤ・アキラと、少年院出身のボクサー、ソ・チョルのドキュメンタリーを見たリュ・スンワン監督が、この2人をリングで対決させたいという希望からスタートした。

映画のトリを飾るラスト15分は、新人王戦に参加したカン・テシクと、ユ・スンファンが初めて対面し、息を呑む血戦が繰り広げられるシーンである。

チェ・ミンシクは、「映画撮影前、ボクシング映画『ロッキー』と『アリ』を見ました。前もって作られた脚本に沿って叩き合うけど、“あれじゃダメだ”と思いました」「実感を出すため、コンセプトだけを頭に置いたまま、脚本なしで本気でやりましたよ」と説明。

彼はまた、「頭の中に、すでに自分は演技をしてるんだ、とインプットしておいたから、相手を叩きのめすような強烈なパンチは飛ばさないだろうと確信してました」「僕たちは拳を使ってた人でもないし、殴ったところで鼻血出すのがやっとでしょう」と豪語した。

しかし、チェ・ミンシクは、撮影時の衝撃で、肋骨骨折にひどい風邪と疲れで、点滴を受けるなど、大変な苦労をしたそうだ。

これについてリュ・スンワン監督(写真中央)は、「俳優たちの怪我が心配でしたが、おかげでリング上での恐怖感が生き生きと表現できました」「2人が交える拳は、“ナマ”の感じそのまま」と満足感を表した。

隣にいたリュ・スンボムも、「いつ、どこからパンチが飛んでくるか分からないし、また逃げることもできないので怖かった」「殴られるなら、いっそ殴ってしまおう、という気持ちで臨みました」と感想を語った。

“老将ボクサー”チェ・ミンシクと、“覇気満点”リュ・スンボムのアクション闘魂が光る映画『拳がうなる』は、来たる4月1日に公開される。

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