<b>劇中の春香と本人の性格酷似</b>

ハン・チェヨン の最新ニュースまとめ

<b>思い切りケ(気)を発散“好評”</b>

「性格どおりに演じたらドラマまで人気」

いくら役者が演技をしても、本人の性格まで隠すのは難しい。キャリア十数年の演技派俳優が冷血漢を演じても「いい演技だった」と言われるだけで、悪党のイメージを植え付けるのは大変だ。

KBS 2TVのドラマ『快傑春香(チュニャン)』のハン・チェヨンは、上記のことを克服したという点で新しい可能性を見せている女優である。ハン・チェヨンは、ドラマで“現代版春香”役を超え、そのまま“じゃじゃ馬春香”になってしまった。

ドラマ放送前、シナリオを読んでからハン・チェヨンは「本当に私と同じ性格で、まるで自分を見ているような錯覚を覚えるくらい」と語っていた。ハン・チェヨンは初めてシナリオを読んだ後の感想どおり、最近、ナチュラルな演技を見せている。おかげで『快傑春香』は、ハン・チェヨンが、今までドラマと映画で演じてきたキャラクターの中で最も大きな成功ぶりを見せている。

『快傑春香』は去る26日26.7%(ニルソンメディアリサーチ)の視聴率を記録し、月火曜のお茶の間劇場の新たな主役となった。

漫画のような設定と、役者たちの多少誇張された演技がこのドラマの人気の秘訣とされているが、最も大きな成功要因が、タイトルロールを引き受けたハン・チェヨンの変身だということに異議を申立てる物は少ないだろう。


『快傑春香』で新たに浮上しているハン・チェヨンのキャラクターと比べると、今までの作品では、彼女が思い切り才能を発揮しづらい役を強要されてきたように思われる。彼女はドラマ『秋の童話』で、主人公ウンソ(ソン・ヘギョ)をいじめる悪役・シネを演じ、スターとなった。当時の強烈なイメージのせいか、以来、彼女に入ってくる役は、すべて猫かぶりや淑女など、モダンでクリーンな感じの役ばかりだった。しかしこんなキャラクターは、ハン・チェヨンの本来の性格とはまったくかけ離れたもので、不慣れなキャラクターに対するプレッシャーのため、役にはまるのが難しかっただろう。昨年、一ケタ台の視聴率で幕を閉じたドラマ『北京我的愛』は、やりたくない役を演じたハン・チェヨンのプレッシャーが、画面にそのまま出ていると言っても過言ではない。

いくら役者が、自分ではない他人に変身するのを生業としているといっても、配役が当の役者に動機を与えられなかったら、配役はもちろん、ドラマまでつぶれるという不祥事が起こるもの。

しかし、大雑把で素朴な、劇中の春香は、ハン・チェヨンの本来の性格とよく似ている。猫をかぶるより、素直さがよく似合う彼女は、整形の事実を明らかにするくらいは何とも思わない。「他人(私)が何したっていいじゃん」「関係ないでしょ」などと、じゃじゃ馬の荒いセリフが彼女にはよく馴染んでる。

バービー人形のような沈黙と冷たさが一皮むけたハン・チェヨンに『快傑春香』は、ぴったりフィットする服のようなもの。

ドラマ『快傑春香』の美徳は、今までバービー人形に縛られていたハン・チェヨンを開放したということだ。自由な“快傑春香”ハン・チェヨンが、今後どれだけ視聴者を楽しませてくれるかが、注目の的となっている。

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