陽射しが強ければその陰も濃い。浮上したスターもいれば、一方で2004年を人生最悪の年として過ごした “憂鬱な”人物も多かった。兵役回避問題や、離婚、慰安婦ヌードなど、今年1年を騒がせたの主人公たちが<バッドニュースメーカー>として名を連ねた。

ハン・ジェソク の最新ニュースまとめ

●兵役回避で『悲しき恋歌』降板
ソン・スンホン、兵役回避で波紋
身体の疾患で兵役を免除されたスポーツスターたちの兵役回避が問題となった去る9月以降、芸能界のホットイッシューは、これと関連したタレント、ソン・スンホン、チャン・ヒョク、ハン・ジェソクなどであった。なかでもソン・スンホンは、キム・ヒソン、クォン・サンウなどといった豪華キャスト出演のドラマ『悲しき恋歌』への出演問題で焦眉の関心事となった。多くの韓流スターたちがキャスティングされ、巨額の投資制作費がかかっているということで、ソン・スンホン出演の如何は賛否両論に割れたが、ソン・スンホンが再度身体検査を受け、11月16日、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)102補充隊に入隊したことで芸能界の兵役回避問題は一段落となった。

●“慰安婦冒涜”世論の叱咤に泣き顔
イ・スンヨン、慰安婦ヌード波紋
去年から吹き荒れた女性芸能人のヌード熱風が今年も続いた中、去る2月頃にサービス提供が開始される予定だったイ・スンヨンの慰安婦ヌードは、特に世論の辛辣な非難の集中砲火を浴びた。それでなくても、無分別な“脱ぎ”での一儲けに、大衆の目が厳しかった中、日本軍慰安婦を題材にしたヌード写真集を撮影したということ自体に、全国民の怒りが爆発したのだ。これに対してイ・スンヨンは、フィルム全てを焼却し、被害者のおばあさんたちを尋ね、跪き、涙で謝罪した。彼女はしばらく自粛し、映画『空き家』に出演、芸能界復帰に向けて始動がかかったように見えた。しかし、先頃SBSドラマに出演するという話に、ネティズン(インターネットユーザー)が再び強く反発し、ドラマ出演が水の泡となり、慰安婦ヌード波紋による影響が続いている。

●別居・暴行…結婚生活破局
チェ・ジンシルの離婚
2000年、最高の芸能スターとスポーツスターの結婚で周囲の熱い関心の的となったチェ・ジンシル&チョ・ソンミン夫妻が、2年以上続いた不和の末、結局今年9月離婚に踏み切った。2002年末の別居から、チョ・ソンミンの離婚決意、暴行事件を経て離婚に至るまで、メディアで生中継された彼らの破局的な結婚生活は、多くのファンに失望をもたらした。先頃は、チェ・ジンシルを広告モデルとして起用したある建設会社が、離婚によるイメージ失墜で被害を蒙ったとし、損害賠償訴訟を起こして再度イッシューとなった。これに対し、カン・ジゥオンら24人の弁護士が団体で、無料弁論を申し出たが、世論の影響で、有料に切り替えるといったハプニングが起こった。

●スポーツスターとのスキャンダルで大恥
“美貌のトップタレントA嬢”は、今年もやはり韓国で最も忙しく、最も醜悪な1年を過ごした。よく、清純美人タイプと言われるこの正体不明の人物は、人妻を装い、スポーツスターと車の中で情事を行ったり、宴会の席で、妙な酒癖で仲間の男性芸能人を誘惑する一方、トップスターの男性俳優たちを二股にかけたり、財閥2世または有力政治家・マネージャーなどの間を行き来しつつ、男性遍歴を誇示したりした。このような匿名イニシャル報道は、もとは取材陣と関連当事者の人権を守るための最小限の対処だったが、芸能ジャーナリズムの扇情主義と推測報道によって乱用された。“A嬢、B君”に象徴されるこのような匿名イニシャル報道は、“ピンク”芸能ジャーナリズムの弊害と共に、芸能界一角の醜悪な断面を見せる苦々しい事例として多くのファンから指弾された。

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