昨年の6・1地方選挙後、韓国ソウル市で発生した使用済み横断幕(画像提供:wowkorea)
昨年の6・1地方選挙後、韓国ソウル市で発生した使用済み横断幕(画像提供:wowkorea)
韓国のソウル市は、選挙後に捨てられた横断幕を繊維とペットボトルなど産業原料にリサイクルする。ソウル市は26日「SKジオセントリックとともに、使用済み横断幕の化学的再利用のための示範事業を推進する」と明らかにした。

横断幕は主成分がプラスチック合成繊維でできているため、埋めても分解されない。また焼却しても、温室ガスと発がん物質など有害物質が大量に排出される。

昨年、ソウル市の25自治体で発生した使用済み横断幕は計236トンで、39万3863枚に達している。このうちショッピングバッグや固形燃料などにリサイクルされた量は、約39%ほどと低い状況である。

ソウル市は、収集した使用済み横断幕のひもや棒を除去した後、企業に提供し、SKジオセントリックは化学的再利用技術を用いて、産業原料リサイクル機能を検証する計画である。使用済み横断幕はその多くがプラスチック合成繊維でできていることから、化学的リサイクル原料として使用可能だと予想されている。

ソウル市のチェ・チョルン資源循環課長は「今回の事業を通じて、使用済み横断幕のリサイクル価値を高める方案について話し合い協力していく」と語った。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96