30日から室内マスク着用義務解除「コンサート会場も状況を見て判断」=韓国(画像提供:wowkorea)
30日から室内マスク着用義務解除「コンサート会場も状況を見て判断」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、公共交通機関と医療機関を除く場所で、室内マスク着用義務が解除されることにより、歌手らが公演を繰り広げるコンサート場の風景も変わる見通しだ。ただ「ノーマスク」鑑賞が再び完璧に位置するまでの時間が多少必要と思われる。

30日、文化体育観光部(以下、文体部)は中央防疫対策本部指針により、この日から公演場、映画館、室内体育施設内のマスク着用義務が解除されたと明らかにした。これにより新型コロナウイス大流行から約3年ぶりに、歌手と観客が会場でマスク着用なく、完全に顔を合わせコミュニケーションが図れるようになった。

ただし、文体部は△換気が難しい「三密」(密閉・密集・密接)環境、△多数が密集した状況での歓声、合唱、会話などの飛沫環境ではマスク着用を推奨するという中央防疫対策本部指針により、これに該当する場合「自発的にマスクを着用すること」を求めた。

コンサートやファンミーティングを控えた歌手らの所属事務所は「一般的にマスク着用は観客に任せるが、歓声と歌により飛沫環境となるため、可能な限りマスク着用を願う」という案内文を貼付するなどの措置をするという立場だ。

一部の所属事務所は、業界の状況を見た後、運営方針を定める計画だと慎重な立場を見せた。 2月末にコンサートを開催する歌手が属する所属事務所の関係者は、「前売期間に公知した通り、マスク常時着用を原則として掲げる方案も検討中だ。しばらく業界の雰囲気を見た後、最終決定を下す予定だ」と述べた。

韓国大衆音楽公演産業協会コ・ギホ副会長は、この日イデイリーとの通話で「文体部の立場を表明した後、協会員らからの問い合わせが続いている」と伝えた。それと共に「マスク着用を観客任意としても観客と対面するスタッフらは、マスクを着用させるなど、公演場の防疫のため、努力を続けてほしい旨、要求している」と明らかにした。

業界関係者らは、マスク着用義務解除措置がすぐに大きな変化の風を吹き込むようにはならないと見ている。ある所属事務所の関係者は「既に観客の大部分がマスクを着用したまま公演を鑑賞することに慣れており、歓声と掛け声も可能だったため観客への影響は大きくないと予想する」とし「マスクを自律的に着用する観客の割合が、どれくらいかを把握しつつ、変化の流れに徐々に合わせていかなければならないと感じる」という反応を見せた。

韓国音楽レーベル産業協会ユン・ドンファン会長は「アーティストと観客が共に呼吸し、顔を合わせ、コミュニケーションを図る時間を過ごすのは公演の重要な要素」とし「今後マスク着用義務解除措置が業界に活気を吹き込むことを期待する」と述べた。

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