韓国外交部「米国、日本の対北朝鮮独自制裁を歓迎…3国の団結した意思を示すもの」

韓国外交部（外務省に相当）は2日、米国と日本の北朝鮮独自制裁の発表について「歓迎する」と明らかにした。

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外交部はきょう立場文で、「これまで政府は対北朝鮮独自制裁と関連し、米国・日本側と緊密に協力してきた」とし、「きょうの日米韓3国による連鎖的な対北朝鮮独自制裁の発表は、北朝鮮の核・ミサイル開発に断固として対応していくという日米韓3国の強力で団結した意思を示すもの」と評価した。

また、「日米韓をはじめとした類似立場国が独自制裁の対象を交差・重畳的に指定することで、制裁指定の効果性を高めるという点においても意味がある」と述べた。

さらに、「政府は今後も米国、日本などの友邦国をはじめとした国際社会の緊密な協力のもと、北朝鮮が核開発を断念し非核化交渉に戻るしかないという状況をつくるための努力を揺るぎなく続けていく予定」と付け加えた。

これに先立ち、日米韓3国は対北朝鮮独自制裁の対象をそれぞれ追加で指定した。まず米国政府は、北朝鮮の大量破壊兵器（WMD）および弾道ミサイル開発に関与したチョン・イルホ国防科学院党委員会委員長、ユ・ジン元党軍需工業部長、キム・スギル元軍総政治局長ら北朝鮮労働党幹部3人を制裁の対象に指定した。

韓国政府は北朝鮮の核・ミサイル開発および対北朝鮮制裁の回避などに寄与した個人8人と7つの機関を独自制裁の対象に追加指定した。日本政府も北朝鮮の核・ミサイル開発に関与した個人1人と3つの団体を対北朝鮮制裁の名簿に載せた。

日米韓3国は国連安保理が米中、米露の対立により対北朝鮮制裁の機能をきちんと遂行できずにいることから独自制裁を推進してきた。北朝鮮は先月18日に新型の大陸間弾道ミサイル（ICBM）「火星17」を発射するなど強い挑発を続けている。