米国で権力序列3位のペロシ議長、韓国国会議長と会談…北朝鮮核問題は議論されるか

米国で権力序列3位のナンシー・ペロシ下院議長と韓国のキム・ジンピョ（金振杓）国会議長が4日国会で会い、主な懸案について議論する。最近、世界的に敏感な問題となっている台湾と中国の問題、北朝鮮の核問題などについて議論されるかに注目が集まる。

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4日韓国国会によると、きょう国会接見室で約50分間行われる会談で金議長とペロシ議長はインド・太平洋地域の安保、経済協力、気候危機などをテーマにさまざまな意見を交換する予定だ。米国下院議長の訪韓は2002年のデニス・ハスタート議長の訪問以来、20年ぶりのことだ。

ペロシ議長は1日のシンガポールをスタートとし、マレーシア、台湾、韓国、日本へと続くインド・太平洋地域の歴訪を行っている。特に韓国に来る直前に訪問した台湾では、中国の習近平国家主席に向け「集権を強化しながら人権と法治に対する無視を続けている。中国共産党が与え続ける台湾と民主主義自体に対する脅威を傍観してはいけない」と発言し、米中間の緊張が高まった。

これにより、今回の韓国での会談で中国や台湾などと関連した発言と意見が交わされるかどうかに関心が集まっている。国会関係者は、「通常、議長団の会談では米韓の協力や両国の議会交流方案など一般的なテーマが扱われるため、敏感な事案については話さない可能性が高い」と話した。

両国の議長は共同メディア発表を通じ会談の結果を発表した後、国会のゲストハウス「サランジェ」に移動し昼食を共にする予定だ。きょうの会談および昼食会の日程は与党「国民の力」のクォン・ソンドン（権性東）院内代表、野党「共に民主党」のパク・ホングン（朴洪根）院内代表、および国会外交統一委員会に所属する議員らが出席する。

ペロシ議長は金議長と会った後にはパンムンジョム（板門店）の共同警備区域（JSA）を訪れ将兵らを激励する予定だ。ペロシ議長がJSAで北朝鮮へ向けたメッセージを出すかどうかにも関心が集まる。

一方、ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領とペロシ議長の接見は行われない予定だ。