中国・四川、アルコール燃料を誤って「お酒」として提供…男性4人死亡＝中国報道

中国・四川省で、誤って燃料用のアルコールを飲んだ4人が死亡した。その他13人が病院で治療中である。

警察の調査によると、四川省瀘州（ろしゅう）市に住む張某氏が21日に母親の葬儀を行うことになり、通夜振る舞いの準備のため羅某氏を雇った。

羅某氏は20日午後、アルコール燃料を5瓶購入し葬儀会場となる住宅の台所に運び込んだ。アルコール燃料を管理する人員は特に配置されなかったという。

21日午後、隣人である王某氏と梁某氏が台所に保管されていたアルコール燃料の瓶を白酒（中国発祥の蒸留酒）と勘違いをし、徳利に移し替え通夜振る舞いの席に運んだ。それを飲んだ一部の弔問客がメタノール中毒で病院へ運ばれ、4人の男性が死亡、13人が現在も病院で治療を受けている。

警察はアルコール燃料を購入した羅某氏を拘束し、より詳しい経緯を調査中である。