ゲイツ氏は「新型コロナウイルス感染症パンデミックが2年以上経過し、最悪の悪影響は鎮まってきている」と語った。「全世界の人類の相当数が、一定レベルの免疫力を確保したためだ」ということだ。また「最新の変異株であるオミクロン株により、新型コロナの重症度は大きく弱まった」と評価した。
ただ「このような状況の変化が地球上の多くの地域ではウイルス自体により起こったのであり、”ワクチンを通じた免疫形成”より”ウイルスの感染による免疫”がより多かった」と指摘した。
つづけて「『ことしの中盤までには全世界人口の70%に新型コロナワクチンを接種する』というWHO(世界保健機関)の目標達成はまだ遠い」とし「世界はこれからワクチンを開発し普及させるのに、一層スピーディーに動かなければならない」と求めた。
また「そのためには、政府が今投資すべきだ」と強調した。ゲイツ氏は「今度は、2年ではなく6か月ほどでこれ(ワクチンの開発・普及)を達成しなければならない」とし「次のパンデミックに備えるべき費用はそれほど多くはない。それは気候変動とは異なるからだ。我々が理性的であるならば、次はこれを早期に捉えることができるだろう」と語った。
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