ソウルのガソリンスタンド(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルのガソリンスタンド(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国でガソリン価格が最も高いソウルで、18日のレギュラーガソリンの店頭価格が1リットル当たり1800ウォン(約173円)を上回った。国際原油価格が7年ぶりの高水準を記録する中、韓国のガソリン価格も大幅な上昇が続いている。  韓国石油公社の情報サービスによると、ソウルの平均ガソリン価格は17日の1796.6ウォンからこの日は1801.0ウォンと1日で4.4ウォン上昇した。 18日の全国平均価格は1724.7ウォンまで上がった。先週は前週比28.3ウォン上昇した1リットル1687.2ウォンだったが、週明けのこの日にはさらに37ウォン上昇したことになる。 全国のガソリン価格は、国際原油価格が急騰した影響で1リットル2000ウォンを超えた2012年以来の高水準となった。 業界と消費者の一部からは国内のガソリン価格が1リットル2000ウォンの大台を突破する可能性があるとの懸念が出ており、ガソリンや軽油に課される「油類税」の一時的な引き下げが必要だとの声も高まっている。 直近では、米国とイランの対立で原油供給が減少する懸念が高まったことによる国際原油価格の上昇の影響で、18年11月に国内のガソリン価格が1リットル1690.3ウォンまで上昇。これを受けて韓国政府は18年11月から6カ月間、一時的に油類税の引き下げに踏み切り、ガソリン価格の安定を図った。  業界は今回のガソリン価格上昇について、需要増による供給不足とドル高が重なったことで顕著になっていると分析している。 また、冬の暖房需要も増す時期であり、消費者の負担はさらに重くなることが懸念される。 業界関係者は「国内のガソリン価格は、油類税引き下げを断行した18年よりはるかに高い水準だ」としながら、「国際原油価格の上昇傾向とドル高が続いており、ガソリン価格を安定させるためには政府が油類税を引き下げることが必要だ」と主張した。
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