国連人権理事会、きょう（23日）北人権決議案を採択＝韓国、共同提案国として”不参加”の可能性

国連人権理事会が23日（現地時間）、北朝鮮人権決議案を採択する予定だ。

　しかし、韓国政府は2019年と2020年に続き、ことしも決議案共同提案国に参加しないものとみられる。

　韓国外交部（外務省に相当）は22日、記者陣の取材に応じ、韓国政府の北朝鮮人権決議案共同提案国参加について「まだ決定していない」とし「内部での検討を進めている」と明らかにした。

　韓国政府は2009年から11年連続で北朝鮮人権決議案共同提案国として参加してきたが、2019年からは共同提案国から外れる代わりに決議案の採択のみ参加している。

　北朝鮮が2018年2月の平昌冬季オリンピック参加以降、”非核化”問題を話題として韓国と米国・中国・ロシアと相次いで首脳会談を開催するなど、当時の朝鮮半島情勢の変化を勘案した措置だった。

　これについて外交部当局者も「朝鮮半島関係の諸般事項を勘案し、共同提案国として参加しないことは正しい」と説明した。